日本１位が話題の五輪国別ランク 低迷・米国が〝不正操作〟で１位主張か 「恥知らず」と非難も＝豪報道

米国が〝不正操作〟か（ロイター）

パリ五輪国別ランキングで、５日目（３０日時点）を終えた時点で金メダル７つの日本が１位となり話題となる中、米国メディアがランキング基準を独自に変更して１位と主張し、海外から非難を浴びている。

五輪国別ランキングは、金メダルの数で順位付けを行うのが慣例。五輪公式サイトでも金メダル順に並び、日本時間３１日午後１０時時点では、日本は金メダル８個となった中国に抜かれ２位に。３位が開催国のフランス（６個）と続き、米国は４個で７位と低迷している。

そんな中オーストラリアメディア「ニュース・ドットコム」は「米国のメディアは、国別ランキングを奇妙な方法で不正操作」と報道。「米国の中継ホスト放送局ＮＢＣを含む米国の複数のメディアは、獲得メダル総数で国を順位付けすることを選択し、米国チームが１位に躍り出ている」と、米国メディアが自国を１位にするため、ランキングの基準をメダル総数に変更したことを伝えた。

その上で「（独自の表を伝えた）ニューヨーク・タイムズは恥知らず」などとネット上の非難の声を紹介。オーストラリアメディア「ナイトリー」も「米国はメダルの数を不正に操作して、自分たちをトップに立たせている」「個人のパフォーマンスに重点を置く国が、五輪メダル数を報告する方法を変えて、集団で勝とうとしている」と、オーストラリア人による批判の声を伝えた。

スポーツ大国の威信にかけ、意地でもトップに立ちたいようだ。