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【柔道】村尾三四郎が〝疑惑の判定〟で金メダルを逃す 大野将平氏「ほぼ技あり」

東スポWEB / 2024年8月1日 2時0分

決勝でラシャ・ベカウリに敗れた村尾三四郎

またしも〝疑惑の判定〟だ。パリ五輪の柔道男子90キロ級決勝で村尾三四郎(23=JSEグループ)が東京大会覇者のラシャ・ベカウリ(ジョージア)に敗れて銀メダル。同じ2000年生まれで過去3戦全敗のライバルにまたしても屈し、悲願の金メダルはならなかった。

村尾は先に技ありでポイントを取るも、その後にベカウリに追いつかれた。残り1分を切ってから内股で技ありを奪ったかに見えたが、認められず。最後は逆にポイントを奪われて合わせ技一本負けとなった。

男子73キロ級で五輪2大会金メダルの大野将平氏はテレビ中継の解説で「ほぼ技ありであったと思います」「あと一歩どころではない、すぐそこまで来ていた悔しい敗戦」「ポイントがあってもおかしくなかった。私も見ていて思いました。村尾選手も手応えを感じた内股だったと思います」と指摘した。

日本人の父と米国人の母を持つ村尾は米ニューヨークに生まれ、2歳から日本で育った。幼少期からの夢の舞台に立った村尾は、目に涙を浮かべながら「悔しいなという思いです。どんな状況になっても勝つ準備をしてきたので自信を持って戦ったんですけど…自分の目指していた金メダルを取れなくて。負けはきつい。悔しさが残る」と無念の思いを吐露した。

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