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【阪神】岡田監督はG平内の〝挑発投球〟に怒り心頭「情けないのう。巨人もな」

東スポWEB / 2024年8月1日 5時34分

巨人・平内の内角球をよけて倒れた森下

甲子園100周年を迎える記念日前日に気分が悪いんよ…。阪神が31日の巨人戦(甲子園)で14安打の猛攻を浴びせ、9―6で連勝を飾ってカード勝ち越しを決めた。今季2度目の6連勝で首位の阿部巨人に1・5ゲーム差に迫ったが、試合後の岡田彰布監督(66)は怒り心頭。新たな遺恨勃発となるのか不穏な空気が漂っている。

虎将の表情が怒りでこわばったのは4点リードの7回だった。二死二、三塁のチャンスで森下が打席に立つと、相手3番手・平内が投じた153キロ直球が顔面付近を襲った。普段は温厚な森下はのけぞるように転倒すると、思わずマウンドに立つ右腕をにらみつけた。

さらに続く2球目も内角高めを目掛け、意図したかのように直球でえぐる挑発的な投球。超満員のファンで膨れ上がった聖地は虎党の怒号が一気に渦巻いた。そして3球目の外角へのスライダーがストライクとなると平内はニヤリと笑ったかのような表情を浮かべ、森下は4球目を遊撃への適時内野安打として9点目を叩き出すと雄たけびを上げた。試合後は「勝てたのが一番良かった」と落ち着いて話したが、黙っていられなかったのは長年、阪神の歴史を培ってきた岡田監督だ。

「情けないのう。巨人もな。情けないと思ったわ。ノーツー(2ボール、ノーストライク)からスライダーでストライク取って、何かわろてる姿見たらなあ。情けないなあ。伝統の一戦にならんよ、はっきり言うて。ホンマ」

昨今の野球界は侍ジャパンが象徴するようにNPBのチームを越えた友情が芽生えた時代。公式戦での乱闘シーンなどはすっかり見られなくなった。だが、過去には阪神と巨人の間でも死球絡みのトラブルは勃発した。

阪神のエース・藪恵壹と巨人の4番・清原和博の確執は有名で、清原が3本の指を立てて「(死球が)3回目やど」と詰め寄ったシーンは語り草になっている。

さらには阪神から巨人に移籍した助っ人左腕のダリル・メイが和田豊の背中を通す危険な球を投げたという過去もある。試合後に「和田に向かって投げたのか」と問われ「Yes to him(はい、彼に向かって投げました)」と発言し大問題になったこともあった。

今回の平内の投球が意図的であったかどうかは定かではない。真剣勝負で手元が狂っただけなら問題はないだろう。ただ、のけぞらせて外のスライダーでストライクを取って喜ぶようなら、伝統の一戦には程遠い〝喧嘩野球〟だ。せっかくの甲子園100周年記念カード。何とも後味の悪い試合となってしまった。

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