1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【日本ハム】〝直近打率6割〟清宮幸太郎 まさかの好調維持で「新たな悩み」

東スポWEB / 2024年8月1日 6時23分

好調な清宮幸太郎

日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)が周囲の予想に反して絶好調を維持している。

「3番・一塁」で先発出場した31日のオリックス戦(エスコン)でも左翼線に技ありの適時二塁打を放ち、9―2の勝利に貢献。これで8試合連続安打となり、この間の8試合は打率6割(25打数15安打)、7打点だ。これまでは新庄剛志監督(52)も清宮のバットが火を噴くたびに「長続きせんから」と嘆いていたが、スタメン起用する試合が増えている。

プロ7年目でようやくスター候補が本格化となれば、首脳陣もフロントもうれしい限りのはずだが、実は喜んでばかりもいられない。清宮が先発出場することで外国人選手の起用法が複雑化するからだ。

清宮がベンチ要員だったこれまでは主にレイエスが指名打者、マルティネスが一塁だった。だが、清宮が一塁に入るとマルティネスが出場機会を失う。同様にマルティネスがDHで出場すれば、守備が不得手のレイエスが先発から外れることになる。つまり、清宮が先発出場すると一発が期待される助っ人勢を同時起用できなくなるのだ。

清宮を三塁で起用する方法もあるが、すでに勝負強い打撃が持ち味の郡司がレギュラーを確保。守備力も向上しており、付け入る隙は見当たらない。今後も清宮が好調を維持するほど首脳陣は一塁とDHの起用法に頭を悩ませることになる。

新庄監督はレイエスが打撃の状態を上げ始めた7月上旬から「モーレ(レイエスの愛称)は守れないからね。そうなるとDH(指名打者)を他の選手が使えなくなるから。そこはまた考えていかないといけない」と、レイエスの指名打者起用を前提にマルティネス、清宮の併用を模索してきた。ただ、ここにきてマルティネスが一時期の低迷から復調。30日のオリックス戦でも代打出場で値千金の逆転2ランを放つなど調子を取り戻しつつある。こうなるとマルティネスの出場機会も増加するため今後は清宮を中心に起用法が混沌とする可能性が高い。

もっとも、新庄監督は「(スタメン打者)9人全員が調子いいっていうことはほぼほぼないんで。その見極めと僕が誰を出すかっていうところが一番のポイント」と自身の判断の重要性を理解している。清宮の好調が続いても相手投手との相性やデータを駆使して最善のスタメンを組み立てるはずだが…。

清宮の覚醒による「余波」。果たしてチームはどう対処していくのか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください