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【ソフトバンク】8月初戦完勝も小久保節サク裂「3試合連続エラーしているんでしょ」

東スポWEB / 2024年8月2日 0時54分

4回、適時打を放った牧原

これぞ小久保節だ。パ首位独走のソフトバンクは1日の楽天戦(東京ドーム)に7―0の完勝で、両リーグ最速の60勝に到達。貯金を再び今季最多の30とし、4カード連続の勝ち越しを決めた。2回に3試合ぶりのスタメンとなった柳町が右翼線への痛烈な適時三塁打を放って幸先よく先制。これで主導権を握ると、3回以降も打線が効果的に加点した。投手陣は6人の継投で楽天打線を零封。4回二死満塁のピンチでマウンドに上がり、好救援を見せた2番手のドラフト5位ルーキー・沢柳がプロ初勝利を挙げた。

快勝で8月白星スタートも、試合後の小久保監督は終始、手厳しかった。先発・大山が4回に急変する形で救援を仰いだ。先発調整を経て初回から飛ばしぎみで入ったドラフト6位ルーキー。「(4回で)いっぱいいっぱいでしたね。あの回は全然でしたね」。悩むことなくスパッと継投に踏み切った判断を説明した。

この試合、2安打を放った牧原大成内野手(31)が通算安打を575に伸ばし、育成出身選手としては歴代最多を更新した。勝ちゲームでおめでたい話題だったが、指揮官は「たぶん、それどころじゃないんじゃないですか。(今カード)3試合連続エラーしているんでしょ。それどころじゃないと思いますよ。質問してもその答えは返ってこないと思います」とピシャリ。先制した直後の2回守備で二ゴロを後逸した場面に話を向け、主力の奮起を促した。

勝って兜の緒を締めよで、8月初戦を総括した鷹の将。隙なく、油断なく、8月戦線も白星を量産する。

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