1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【ロッテ】復活・佐々木朗希の〝ノーリスク・バーゲンセール〟開幕 MLBのスカウト視察が本格化

東スポWEB / 2024年8月2日 5時2分

最速160キロを記録した佐々木朗希

令和の怪物が帰ってきた。ロッテ・佐々木朗希投手(22)が1日の西武戦(ZOZOマリン)で約2か月ぶりに復帰。最速160キロをマークするなど5回1失点で6勝目(2敗)をマークした。早ければ今オフにも夢のメジャー挑戦を視野に入れる右腕には、今後MLB各球団の幹部クラスが視察に訪れ、本格的な「ノーリスク・バーゲンセール」が幕を開ける。

今季2度の登録抹消をへて剛腕が一軍マウンドに舞い戻った。ギアを一気に上げたのは5回だ。一死二塁から鈴木への6球目で、この日最速となる160キロを計測。マウンドを降りる最終回だけで159キロ以上を8球も投げ込み、6月8日の広島戦(マツダ)以来、49日ぶりの登板を白星で飾った。チームも4―1で勝利し、今季の西武戦は開幕から無傷の14連勝となり、NPB記録を更新した。

上肢のコンディション不良で戦列を離れ、本来のいるべき場所に戻った佐々木は「2か月ぐらい空いてしまったので、これからの試合で取り返せるようにと思ってマウンドに上がった。今日は頑張って自分の役割を果たそうと思った」と申し訳なさもにじませ「野手に助けてもらいながらになりましたけど、どうにか勝った状態で次につなげられてよかったです。(5回は)徐々に感覚をつかみながら、点は取られましたけどいい形で5回は投げられたかなと思います」と語った。

チームに穴をあけたもののパ2位につけ、ペナントレースはいよいよ勝負の8月、9月の戦いに突入する。佐々木自身も「残りの試合、全部勝つつもりで1試合1試合投げていきたい」と意気込んだが、シーズンが大詰めに近づくにつれ、くしくもメジャーのNPBスカウト陣の視察も本格化していく。

近年のMLB球団は、8月中旬から9月にかけて幹部クラスを派遣してくることが主流。昨オフにオリックスからドジャースに移籍した山本由伸投手(25)も、そうした〝本格視察〟を受けた一人だ。昨年9月9日に行われたロッテ―オリックス戦(ZOZOマリン)に登板した際には、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(57)ら複数球団の上層部が直々に視察。そこで自身2度目となるノーヒットノーランを達成し、移籍市場の目玉に完全にのし上がった経緯がある。

その結果、ポスティングシステムでの移籍となった山本は12年総額3億2500万ドル(約465億円=当時のレート)の破格契約を締結したが、佐々木の場合はいわゆる「25歳ルール」が適用されるため、マイナー契約しか提示されない。契約金と年俸などを含めて「500万ドル程度(約7億5000万円)」が上限となる。そのため、現行ルールを念頭に置くMLB関係者の間では「ポテンシャルは天下一品。仮に失敗したとしても大きな痛手とはならない。安く買えるリスクのないバーゲンセール」ともうたわれている。

MLBの全30球団が関心を寄せる中、大谷翔平投手(30)も所属するドジャースが早くも本命視される〝佐々木争奪戦〟。先発ローテーションをフル回転したことがない怪物を各球団がどう評価するのか…。調査とショーケース(品評会)を兼ねた本気の視察がいよいよ幕を開ける。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください