【Ｕ―２３】槙野智章氏 ＧＫ小久保玲央ブライアンを称賛「日本代表のリズムを生んでいる」

槙野智章氏

大会屈指の守備力を誇るパリ五輪サッカー男子日本代表について、元日本代表ＤＦ槙野智章氏（３７）がその強さの要因を語った。

予選３試合で全勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めている大岩ジャパン。得点力もさることながら全試合無失点で守備も高く評価されている。１日、「小学校体育サポート ＪＦＡ ＫＤＤＩ ＤＲＥＡＭ ＫＩＤＳ ＰＲＯＪＥＣＴ」（千葉市内）に公式アンバサダーとして参加した槙野氏は、パリで奮闘する後輩たちの守備力について「後ろの頑張り、集中力もありますけど、前線の選手の強度あるプレッシングがかなり効いている」と指摘した。

また守備を構成する上で重要となる選手には、好セーブを連発しているＧＫ小久保玲央ブライアン（２３＝シントトロイデン）を挙げた。「彼が最後の砦となってシュートストップしていることが今の日本代表のリズムを生んでいる」と守護神の活躍に注目した。

大岩剛監督（５２）のマネジメントも大きな要因だと明かし「全員の出場時間をしっかり確保して、試合に出ている選手、そうでない選手をまんべんなく同じテンションにすることを強く意識していると思う」と説明。実際に予選３試合でＤＦの構成をうまく変えながら出場させていた。

悲願のメダル獲得に向け、２０１８年ロシアＷ杯を経験している槙野氏は「難しい時間はあると思いますけど、逆にその時間を楽しんでやる、そういうプレーが重要になってくる」と後輩たちにゲキを飛ばす。

準々決勝（２日＝日本時間３日）では優勝候補の一角スペインと対戦する大岩ジャパン。自慢の守備力で準決勝に駒を進められるか。