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【柔道】ウルフ・アロン〝テレビばっかり出てる〟批判に小川直也氏が反論 競技普及への貢献を強調

東スポWEB / 2024年8月2日 5時4分

メダルを逃したウルフ・アロン

金メダリスト最大の功績は――。柔道男子100キロ級で東京五輪金メダルのウルフ・アロン(28=パーク24)は準々決勝で敗れ、敗者復活戦でも黒星を喫してメダル獲得はならなかった。試合後は「これ以上、続けるつもりはない」と第一線から退くことを示唆。バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(56)は、「ウルフはテレビばっかり出てる」批判に反論し、柔道界に残した足跡を、声を大にして訴えた。

ウルフは金メダル後の3年間について「これ以上やることはできなかったでしょうし、自分の中でできる最大限のことはやってきた。なんかやり残して負けたという気持ちにはならない」と語った。

東京五輪後には積極的にメディアに登場し、テレビのバラエティー番組にも数多く出演。競技の普及にひと役買った。一方、五輪後は成績が振るわなかった時期もあったことから、「テレビばっかり出て練習していないからだ」などと批判の声も上がっていた。

小川氏は「逆に出なさすぎなのが、まずいんじゃないの? メディアが騒いでくれてナンボの世界。柔道は昔から変わらないなあ。何で出すぎって話になるかわからない。出ないとみんな知らないよってなるし、人気衰退のもとって、そこなんじゃないの?」と指摘した。

なぜか? 少年柔道に携わる小川氏自身も、ウルフ同様に柔道人気の低下を痛感しているからだ。「現場にいるからこそ、一番わかるよ。明らかにコロナ禍以降、人気が出てこない」。一方で、今大会では地元フランスの熱狂ぶりが際立った。「見てると、フランスでは人気すごいじゃん、金メダル取れてなくても。日本はメダルに着目しすぎるんだよな。金メダル取る取らないではなく、柔道やっているのは誰なのってことを知ってもらったほうがいいわけよ。ウルフが金メダル取らないからって、ウルフのファンやめるって話じゃないよね」と話す。

小川氏によると、ウルフは少年柔道の教室などにも積極的に顔を出して、競技普及にも携わってきたという。「ウルフはテレビに出て、子供たちを一人でも多く柔道に導くという役目をやってくれた。それはすごいこと。子供たちにも積極的に教えに行っているしね。金メダリストは2連覇、3連覇も大事だろうけれど、それはそれで大事な役目だと思う」と、この3年間の姿勢を高く評価した。

ただ、知名度抜群のウルフも、最後の五輪となったパリの予選ラウンドはテレビ中継されなかった。小川氏は「何でだよって話。バラエティーとか出て貢献しているのにな」と憤りを隠せない。ウルフは今後に関して「まだ考えることができないので、おいおい考えていきたい」と話したが、柔道界屈指の人気者の去就も注目を集めそうだ。

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