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【ゴルフ】〝変心〟松山英樹が単独首位発進 全英OPリベンジへ「五輪スイッチ」入った!

東スポWEB / 2024年8月2日 5時55分

単独首位と好発進を決めた松山英樹(ロイター)

【フランス・パリ1日(日本時間2日)発】あっと驚く〝変心〟だ! パリ五輪ゴルフ男子初日(ゴルフ・ナショナル=パー71)、日本のエース・松山英樹(32=LEXUS)が8バーディー、ノーボギーの63で回り、8アンダーの単独首位と好発進した。このビッグスコアは、これまで一貫してメジャー重視だった男に〝五輪スイッチ〟が入った証拠。金メダルへ視界良好だ。

松山が表彰台の頂点へ向けて、パリのギャラリーにマスターズ王者らしいプレー披露した。2番パー3で5メートルを沈めて初バーディーを奪うと、3番パー5ではグリーン左バンカーからの3打目を30センチにピタリ。7番パー4で7メートルをねじ込んでから4連続バーディーを決めると、さらに13番パー4で2打目を1・5メートルにつけ、14番パー5で2オンに成功させてのバーディーを奪った。この日はフェアウエーキープ率は78%で27パット。世界屈指のショット力にパッティングがかみ合った。

松山であれば、このスコアが出せても驚きはない。ただ五輪の舞台だったのは注目に値する。銅メダルプレーオフに敗れて4位に終わった2021年東京五輪後は、パリ五輪出場に消極的で、意気込みを語る状況とは無縁だったからだ。2月の米ツアー「ジェネシス招待」で通算9勝目を挙げ、ようやく前向きになったが、4月の「マスターズ」最終日のプレー後、パリ五輪の意欲を問われ「あまりないです」と、そっけなかったほどだ。

多くのオリンピアンとは異なり、ゴルフは世界ナンバーワンを決めるのはメジャーの舞台となっており、五輪の金メダルより重きを置いている。しかし、7月21日まで行われた今季メジャー最終戦「全英オープン」で66位と不本意な結果に終わり、日の丸を背負う今大会をリベンジの舞台に選んだ。実際、この日のラウンドを終えた松山は「思ったよりたくさんのギャラリーが入ったんで、メジャーと変わらない、それ以上の熱気で(プレー)できたと思います」と上機嫌で振り返った。

メンタル面の充実ぶりに加え、まだ初日を終えただけとはいえ、かねて結果を左右すると言われいるパッティングの調子が安定しているのは好材料。しかも、ピンそばに寄るショットでも納得いかなければ、不満げな表情を浮かべるなど、ゴルフに関して少しの妥協も許さない〝求道者〟が「内容はどうでもいいです。結果が出ればそれでいいんで、今週は」とまで口にした。何が何でも金メダルを取りたいという気持ちの表れだろう。

今回の〝変心〟は、ゴルフで日本勢初の五輪金メダルを期待する日本のファンにとってうれしい限り。もちろん2差2位で前回金メダルのザンダー・シャウフェレや4差6位の世界ランキング1位、スコッティ・シェフラー(ともに米国)をはじめ、アイルランド代表として出場している、5差14位のローリー・マキロイら強敵ぞろいだけに、簡単には勝たせてくれないだろう。

それでも今週はメジャーに臨む姿勢以上の強い気持ちが宿る。松山は「今日みたいなプレーができれば最高ですけど。そのためにいい準備をしたいなと思います」と残る戦いを見据えた。今から最終日(4日)が楽しみだ。

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