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【ソフトバンク】5か月で育成8人が支配下昇格 「大量戦力外」辞さずの肝入り編成

東スポWEB / 2024年8月2日 6時6分

3ランの甲斐拓也を出迎える小久保監督

今オフの大量戦力外も視野に入れた鷹の編成が完了した。ソフトバンクは先月30日にヤンキース3Aのジーター・ダウンズ内野手を獲得。支配下登録期限を迎える直前に最後の補強を完了させた。

注目すべき点は枠を使い切り、最後のイスを内部昇格ではなく外部補強で埋めたことだった。70人目の男は、補強ポイントの「二遊間」をこなす助っ人内野手。後半戦の有事に備えたピンポイントでの獲得だった。

先月24日に球団は育成の中村亮、三浦、前田純、石塚の4選手を支配下昇格。その時点で支配下登録枠は上限まであと1人となり、チーム内外で「70人目を埋めるのか埋めないのか、育成選手で埋めるのか、外国人またはトレード補強で埋めるのか」が話題に挙がっていた。ただ、舞台裏では今季の〝ロードマップ〟に従って、最後の枠は「助っ人」と決まっていた。

新助っ人で枠を使い切ることは、数合わせ的な育成選手の昇格を見送った形だ。今季のチームは支配下62人でスタート。開幕前に緒方、川村、仲田の3人を同時昇格させ、柳田の故障離脱を受けて6月に佐藤直が緊急昇格した。7月に入って野村大樹が西武へトレード移籍して支配下枠が拡大した後に、前述の4人と合わせて5か月間に8選手が支配下枠を勝ち取った。

球界初の四軍制を敷き、育成選手だけで50人を抱える鷹。近年は新陳代謝がうまくいかず、育成組のモチベーションを高く維持させ、切磋琢磨させる環境を整備することが課題の一つだった。育成から支配下への大量昇格の流れは、当事者に希望を抱かせる大きな一手となったと言える。

一方で枠を埋めれば、オフに戦力外となる人数は必然的に増える。これまでも昇格から数か月で戦力外、育成に逆戻りとなるケースがあった。げたを履かせる形になれば、選手にとっても不幸な話となる。内部昇格だけで枠を埋めなかった背景には、そうした思惑もあるようだ。

秋にはドラフトも控える。昇格組を含め、ここまで戦力としての存在感が乏しい選手にとっては、勝負の後半戦が待っている。

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