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【日本ハム】万波中正が想定外の不振 八木コーチが指摘する技術的問題とは「頭部死球の影響はない」

東スポWEB / 2024年8月2日 6時10分

日本ハム・万波中正

シーズン最終盤までに本来の爆発力を取り戻せるか。日本ハムの万波中正外野手(24)が球宴後の後半戦から想定外の不振に悩まされている。

プロ6年目の大砲は昨シーズン25本塁打を放ち、一気にブレーク。球界屈指の強肩も野球ファンに支持され、先月行われた球宴では全選手最多の131万4833票を獲得し、2年連続で夢舞台出場を果たした。だが、後半戦に入ると堅実だった打撃に狂いが生じ、7月30日のオリックス戦(エスコン)では4打席連続空振り三振。翌31日からは2試合連続スタメン落ちした。

この万波の低迷には新庄剛志監督(52)も「(打てる)雰囲気がないでしょ」と不安げな表情。外角の変化球に手を出す悪癖が出始めていることもあり「ちょっとまた(打席で)身長が低くなった。だからあそこ(外角)のボールを振るんですよ」と独特の表現で万波が不調時に陥る猫背気味の打撃フォームにクギを刺した。

とはいえ不調の要因が分かっていれば、ある程度の修正で復調するもの。だが、万波は球宴後の出場4試合で16打数2安打、打率1割2分5厘で本塁打、打点はいずれも「0」と一向に調子が上向かない。一部では27日の西武戦(エスコン)で頭部死球を受けた影響もささやかれる中、一体何が起こっているのか。

新庄監督の参謀役で昨シーズンから万波の打撃を指導する八木裕打撃コーチ(59)に聞くと「頭部死球の影響はない」と前置きした上で技術的な問題を指摘した。

「実は少し前から打つタイミングが遅くなっているので、少し早めに打席で踏み込んでいくことに取り組んでいる。ただ、その感覚がうまくいっていない。打つポイントが前になる分、体の反応がその動きになじんでいないのです。だから外角の変化球に全くタイミングが合わなくなっている。そのポイントと体の感覚をつかむまでには時間がかかるかもしれないが、あとは本人次第。中心選手だし、今後の戦いを考えても彼が調子を上げてくれないといけないわけだからね」

日本ハムは現在、清宮を筆頭に石井、浅間、野村などシーズン序盤に出遅れた選手が躍動。おかげで戦力には余裕がありベンチの雰囲気もいい。そんなチーム状況だからこそ、激戦が予想される終盤のCS進出争いの前に万波を小休止させ、再生させたい首脳陣の思惑も見え隠れする。

チームは1日のオリックス戦(エスコン)に7―6でサヨナラ勝ち。引き分けを挟んで4連勝を飾り、貯金も「6」に増やした。万波は8回に代打で登場し左飛に倒れたものの、11安打7得点をマークした打撃陣は相変わらず好調モードだ。

2日からは敵地で首位・ソフトバンクと3連戦。上位戦線でのデッドヒートは続くが、万波は復活しシーズン佳境での勝負に備えられるか。チームの命運を左右しかねない存在だけに大砲の今後が注目される。

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