【柔道】素根輝が準々決勝で敗れ連覇を逃す 銅目指し敗者復活戦へ 斉藤立は４強入り

カイラ・エジェミル（右）に敗れた素根輝

パリ五輪柔道女子７８キロ超級が２日に行われ、東京五輪を制した素根輝（２４＝パーク２４）が準々決勝でカイラ・エジェミル（トルコ）に延長の末に敗れ、連覇を逃した。敗者復活戦に回って銅メダルを目指すことになった。

１回戦から登場した素根は、順調に勝ち進み８強入り。しかし準々決勝では、延長に突入後、上四方固めで技ありを奪われ力尽きた。敗戦後には悔し気な表情を浮かべ、引き揚げる際には、脚を引きずっていた。試合中に痛めたとみられる。

かねて素根は「パリで必ず金メダルを取るというのが、今の自分の中の最大の目標。その目標を達成できるような練習を積んでいきたい」と意気込んでいたが、悔しい結果になってしまった。

また男子１００キロ超級の斉藤立（ＪＥＳグループ）は４強入り。１９８４年ロサンゼルス、８８年ソウル五輪を連覇した故・斉藤仁さんを父に持つ〝サラブレッド〟は、金メダルまであと２勝となった。