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【フェンシング】銅メダルの女子フルーレ団体が会見 宮脇花綸「世界で一番重い300グラム」

東スポWEB / 2024年8月2日 20時51分

左から宮脇花綸、東晟良、上野優佳、菊池小巻

【フランス・パリ2日発】パリ五輪のフェンシング女子フルーレ団体(グランパレ)で銅メダルを獲得した日本の東晟良(共同カイテック)、上野優佳(エア・ウォーター)、宮脇花綸(三菱電機)、菊池小巻(セガサミー)がパリ市内でメダリスト会見に応じ、今の心境を語った。

3位決定戦のカナダ戦は終盤の猛攻をしのぎ、33―32で勝利。フェンシングの日本女子が五輪で表彰台に立ったのは初の快挙となった。6位に終わった東京五輪の悔しさを知る東は「たくさんの人からこんなにメッセージが来たのは初めてで、チェックできていない。寝不足なのにこんなすっきり起きられたのは初めてで、いい朝を迎えられた」と喜びをかみしめた。

昨年の世界選手権では銅メダルを獲得するなど、数々の大会で結果を残してきたが、表彰式時には特別な感情を抱いたという。宮脇は「あまり実感がない状態だったが、メダルを手にしてメダリストになったなと。本当にこれまでの3年間、競技人生の思いが詰まったメダル。世界で一番重い300グラムだなと思った」と神妙に語り、東は「小さい頃から夢を見てきたメダルが手元にあるのが現実的じゃない感じがしていたが、今は自分のものになったんだなと。今までサポートしてくださった方に持たせてあげたい」と声を弾ませた。

今大会はフェンシングの聖地・グランパレで開催された。大声援の中でのプレーに、上野は「個人戦の時は歓声に圧倒されて審判の声も聞きずらかった。すごく焦ってしまった部分があったが、団体戦は安心して試合できたし、歓声が自分たちの力になったので、楽しんで試合ができた」と感謝。菊池は「緊張する雰囲気だと思ったが、楽しんで試合をすることができてよかった。これまでにないいい会場で、すごく楽しかった」と笑みを浮かべた。

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