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【西武】借金「36」で見えてきたシーズン勝率2割台 チーム状況はまるで楽天の〝どん底〟1年目

東スポWEB / 2024年8月3日 6時6分

楽天初代監督の田尾安志氏(左)と西武・渡辺久信監督代行

西武は2日の楽天戦(ベルーナ)に2―3と惜敗し、今季6度目の5連敗。借金は今季最大をまたしても更新する36にまで膨らんだ。

7月13日の試合(楽天モバイル)で楽天戦の連勝が13でストップした〝楽天キラー〟今井達也投手(26)は、7回6安打3失点で今季7敗目(4勝)。味方が逆転した直後の5回に中島のプロ1号2ランを浴びるなど安定感を欠く内容で楽天戦連敗となった。

一方で、試合後の渡辺久信監督代行(58)は「全体的に真っすぐをしっかり打ち返すことができていない。いい当たりがセカンドゴロになったりしているが、あれもしっかり打ち返せていたら抜けている。結果が全てだけれども、力不足なところもあるんじゃないか」と決定打不足について言及。一打逆転の好機を迎えた8回二死二、三塁で二ゴロに倒れた4番・山村崇嘉内野手(21)を念頭に今井を援護し切れなかった打線の課題を指摘した。

この敗戦でチームはシーズン42勝99敗2分け(勝率2割9分8厘)の球団史上ワーストペースを維持。もし勝率で3割を切るようなことがあれば、1971年西鉄時代の3割1分1厘を下回りライオンズ史上初のシーズン勝率2割台の汚点を残すことになる。

この日敗れた楽天には球団創設1年目の2005年に首位・ロッテに47ゲーム差、5位・日本ハムにも25ゲーム差と引き離され、38勝97敗1分け(勝率2割8分1厘=136試合制)の勝率2割台で最下位スタートを切った〝負の歴史〟がある。だが当時の背景を考えれば、それもやむを得なかった。初代監督の田尾安志氏(70)が折につけ「35歳以上のベテランが17人いた」と振り返るいびつなチーム編成で、球界再編とともに見切り発車した寄せ集めの集団だったからだ。

18年以降の6年間で西武も浅村(現楽天)、秋山(現広島)、森(現オリックス)、山川(現ソフトバンク)と1番&中軸の打者4人をFAで流失させ、その穴埋めができていない。ある意味でチームをゼロから作り直さなければいけない状況は、かつて19年前にドン底のスタートを切った楽天と酷似している。新たな上位打線の形を作る難題を解決するためには、やはり相応の時間が必要と言えそうだ。

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