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【広島】V争いのカギ握る「第2先発」発掘 ハッチ、野村、アドゥワ…有力候補5人

東スポWEB / 2024年8月3日 6時6分

候補に挙がる(左から)アドゥワ、ハッチ

好調時こそ〝備えあれば憂いなし〟ということか。広島は2日の中日戦(マツダ)で1―0と接戦を制し、首位の座を堅持した。

両軍スコアレスの展開が続く中、6回に小園が右翼へ適時打を放って先制。今季初先発の野村が5回降板時までスコアボードにゼロを並べ続けると、防御率1点台を誇るリリーフ陣4人も無失点リレーで守り抜き、3試合連続となる1点差の勝利を飾った。

試合後の新井貴浩監督は「そこ(投手陣)は、うちのストロングポイント。きょうもカープらしい野球ができた」と納得の表情で振り返った。

1日に首位へ返り咲いたチームは今季4度目の4連勝。週明けからは3位・巨人戦(6~8日・東京ドーム)、2位・阪神戦(9~11日・京セラ)も含め9連戦を控える。残り52試合となった中、いよいよ一戦一戦が「落とせない試合」となるのは言うまでもない。シーズン佳境を前に手堅く難所を乗り切るべく、新井監督ら首脳陣は現時点でリーグナンバーワンの防御率2・18を誇る強力投手陣にも〝備え〟を施そうとしている。

目を向けているのが、先発投手の配置転換。長いイニングを投げることが可能な利点を生かし「第2先発」のような人材を〝発掘〟し、ブルペン陣に加えられるか否か――。首脳陣は見極めを図りながら今も思案中だ。

14日までの9連戦中は現行のブルペン8人体制で臨む予定。その後はブルペン入りの人数配分を含め、中継ぎ陣の消耗度も換算しつつ投手全体の推移を見守りながら、その「答え」を出していくことになりそうだ。

この新たな役割を任される可能性があるのが、これまで先発マウンドに立っている面々。助っ人のハッチや、この日の中日戦で初登板した野村、さらに前半戦で5勝を飾ったアドゥワに加え、現在は二軍調整中も2022年には先発で4勝を挙げた遠藤、育成から30日に支配下選手として登録された17年12勝の右腕・岡田らが〝ノミネート〟されている模様だ。こうした右の先発組を後々のV争いで有効活用すれば、大きなメリットにもつながる。

広島先発陣は約70%のクオリティー・スタート(6回以上、自責3以下)達成率をマークしており、この数字は堂々のリーグトップだ。しかしながら今後は蓄積疲労が出ることも考えられるだけに、仮に先発陣が早い段階でKOされる展開になってもフォローできる体制を作らなければいけない。ビハインドから試合を立て直すための役者登用を〝Vの一手〟として打つこともありそうだ。

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