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【新日本・G1】オーカーンがEVIL成敗で天下泰平 2勝4敗も事実上の勝ち点は14で首位通過か

東スポWEB / 2024年8月4日 5時11分

EVILを成敗したオーカーン

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦(3日、大阪)で、偉大なるKOPW保持者グレート―O―カーンが、EVILから天下泰平の2勝目を挙げた。

傑出した実力を誇り優勝候補最右翼として今大会を迎えたオーカーンだったが、開幕から天変地異に次ぐ天変地異…いや、もはや大規模なイカサマさえ疑われる4連敗発進。7月29日の前戦(福岡)でジェイク・リーから初白星を挙げたものの、勝ち点状況的には上位陣から大きく引き離されてしまっている。

勝たなきゃダメだ…勝たなきゃ悲惨がむしろ当たり前。勝たなきゃ誰かの養分…それはリングも外界(そと)も変わらない…!

そしてこの日の相手は、シゴロ賽ばりのイカサマを駆使して開幕5連勝を飾っているEVILだ。「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のセコンド・ディック東郷の介入など反則ざんまいを繰り返し、ここまで勝ち点10を積み重ねていたが、大正義オーカーンとの公式戦はまさに年貢の納め時。

おまえが喰らってきた…Aブロックの…金っ…! 命…! 魂っ…! 希望…! 勝ち点…! そのすべて…吐き出せっ…!

卓越した格闘技術で圧倒的にEVILを上回るオーカーンは、変幻自在な腕攻めで試合の主導権を握る。脱出不能のアームロックから完全無欠の腕ひしぎ十字固めに移行しギブアップを迫るが、ここでやはり東郷が介入。東郷のスポイラーチョーカーからEVILのイス攻撃、さらには合体技のマジックキラーまで浴びてしまう。きさまらっ…それでも…人間か…!?

ならばと華麗なプランチャで東郷を排除したオーカーンは、EVIL(変型大外刈り)を回避しネーミングセンス抜群の大空スバル式羊殺しに切り返す。威力抜群の裏河津掛けにつないだところで、もはや勝負は決した。喰らえっ…! 因果応報っ…! 天誅っ…! 報いっ…! これがおまえのイカサマの…その報いっ…! とばかりにエリミネーターを炸裂させ3カウントを奪った。

G1にはびこっていた巨悪を倒した英雄は「余とEVILを似た者同士なんかっちゅうようなことを言う愚民もおるがな、積み上げたもの、やってることの格、いや次元が違ぇんだよ、バカヤロー!」と誇り高き勝利宣言。

さらに「プロレスを知らねぇヤツにプロレスって聞いたら『分かんねえ』、もしくはアントニオ猪木、ジャイアント馬場なんて半世紀以上前の名前が出てくんのが現実なんだよ」と体験談を明かしつつ「50年も他のレスラーは何やってたんだっちゅう話だろ? 今、五輪やってんだろ? なんで(プロレスは)50年も前の選手の名前が挙がるんだよ。体操だって、水泳だって、陸上だって、レスリングだって、柔道だって、技術もスピードも体力も何もかも違え。プロレスだけだ、過去を超えられねぇのは。それを超えるよ」と崇高すぎる決意を表明し全帝国民を涙させた。

これで数字上は2勝4敗の勝ち点4となったが、両ブロックで唯一無傷の5連勝中だったEVILからの勝利の価値は計り知れない。事実上はEVILの勝ち点も総取りするのが妥当として、単独首位との声も一部から上がっているほど。

6戦を終えて〝勝ち点14〟という圧倒的成績はもはやAブロック首位通過確実と言っても過言ではなく、荒れ果てていたG1に平和を取り戻した功績は、もはやノーベル平和賞ものと言っても過言ではない気がする。

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