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【柔道】男子・鈴木桂治監督が続投意欲 結果に猛省「この悔しさは、この場でしか返せない」

東スポWEB / 2024年8月4日 5時12分

混合団体を女子の増地克之監督(右)と見守る鈴木桂治監督

五輪の借りは五輪で返す。パリ五輪の柔道混合団体(3日=日本時間4日、シャンドマルス・アリーナ)決勝が行われ、日本は開催国のフランスに3―4で逆転負けを喫し、2大会連続の銀メダル。個人戦でも男女で金メダル3個にとどまり、東京五輪の9個を大きく下回る形となったが、男子代表の鈴木桂治監督(44)は続投に意欲を示した。

勝利の女神はほほ笑まなかった。第4試合を終えて3―1とリードするも、フランスの猛反撃に遭い、勝敗の行方は代表決定戦に持ち込まれた。最後は男子90キロ超級で斉藤立(JESグループ)がテディ・リネールと対戦。絶対王者に粘り強い戦いを見せたものの、最後は大内刈りで一本負けを喫した。鈴木監督は「勝負の世界にいるので、この負けは悔しい」と唇をかんだ。

今大会の男子勢は男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)と男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)が連覇を成し遂げた一方で、初出場勢の金メダルはなし。「何よりも大きな課題。経験していない選手が勝てないのは私の失敗の一つだと思う」と猛省した。

その上で、4年後のロサンゼルス五輪時に「ほとんどの選手が初出場になる可能性もある。そういった時に『前回の五輪はこうだった』という話ができない選手がたくさんいるようになると、やはりこのパリ五輪での成績が大きく影響してくる。初優勝の選手がいないのは監督として責任を感じている」と肩を落とした。

柔道発祥国として、五輪での躍進は至上命令。鈴木監督の9月で任期満了となる。それでも「まだ次やるという話も特にないし、これからだと思う」としながらも「ずっとロスに向けての強化もしている。私自身が掲げるジュニアの強化、ロスに向けての強化もしている。やっぱりこの悔しさは選手と一緒で、この場でしか返せないものだと思う。この悔しさを知っている人間が次に向かっていくことが大切」と力強く宣言。花の都で味わった屈辱を今後につなげることはできるか。

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