1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【西武】ドラ1武内夏暉〝歴史的低迷〟に照らす一筋の光 OB「あとは打線の軸をどうつくるか」

東スポWEB / 2024年8月4日 6時8分

ルーキーながら低迷するチームを牽引する西武・武内夏暉

昨秋ドラフトでソフトバンク、ヤクルトと3球団が競合した西武のドラフト1位・武内夏暉投手(23)が、借金35を抱え歴史的低迷に苦しむチームの中で輝きを増している。

武内は3日の楽天戦(ベルーナ)に今季13試合目の先発登板し、7回を5安打無失点の好投で味方打線のリズムもつくり、7―0の勝利に貢献。チームトップの7勝目(2敗)を挙げ、防御率も1・55に下げた。

回の先頭を一度も出塁させることのなかったドラ1左腕は「味方が先に1点を取ってくれて、そこからゼロで抑える気持ちで投げていました。調子自体よくて、先頭打者は毎回抑えるように投げている」とコメント。テンポのいい投球で試合を作り2回に先制、5回に中押し、8回にダメ押しと味方打線の効率のいい得点機を演出した。

渡辺久信監督代行(58)は「ウチで今一番安定しているピッチャー。早い回に得点をすれば、こういう形に持ち込めると思っていた。いいピッチングでしたし、安定感がありました」と4月3日のデビューから4カ月で武内が勝ち取った全幅の信頼を語っていた。

シーズン100敗の可能性すら危ぶまれるチームの中で淡々と自分の投球を貫き先発した13試合でマークしたハイクオリティー・スタート(7回以上を自責点2以内)はこの日で8度目。先発投手陣の中で唯一5つの貯金をつくり、歴史的低迷にあえぐライオンズに希望の光をともしている。

球団OBからは「今のチームに武内という近い将来のエースがいてくれて本当によかった。昨年までパ・リーグを3連覇したオリックスが低迷期のドラフトで山本由伸、吉田正尚を手に入れて投打の軸が安定したように、武内という軸がいればあとは打線の軸をどうつくるかに専念できる。攻撃陣の形さえ安定してくれば、投手陣は戦えない戦力ではない」との声も上がる。

今は武内の登板試合だけが西武の安定した〝勝ちパターン〟となっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください