【スターダム】ワンダー王者・なつぽい 刀羅ナツコ出場辞退で〝序列革命〟を決意「輝くのは白いベルト」

序列革命を誓うなつぽい

女子プロレス「スターダム」のワンダー王者・なつぽい（２９）が、団体内の〝序列〟に革命を起こす。

７月２７日札幌大会で安納サオリを破り、悲願の同王座を初戴冠。４日の浜松大会では同じ「コズミック・エンジェルズ」の中野たむ、安納とアーティスト王座を奪取し２冠に輝いた。ワンダー王座を奪取してから１週間、肌身離さずベルトを持ち歩いていると明かしつつ「いとおしくてしょうがない。家族が増えた気分。ベルトさんは、ぽいのかわいいベビちゃん！ お母さんになった気持ちなんです」となつぽい節を炸裂させた。

「人生初の２冠。いい勢いづけになりました。なつぽいの逆襲の夏です！」。真夏の祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」（１０日、横浜で開幕）には初めて王者として出場する。「去年もおととしも最初の勢いはいいけど、秋に入るとストンと（戦績が）落ちるんです。今年は期間も短いので勢いを落とさずにいきたいです」と気合が入っている。

ただし、いいことばかりではない。アーティスト王座を獲得した直後、中野が極悪軍団「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ．（ヘイト）」のリーダーでワールド王者の刀羅ナツコに髪の毛を切られる暴挙に見舞われた。なつぽいはテクラに押さえつけられ、見ていることしかできなかったことを悔やみ「なっちゃん（刀羅）はただでさえ好き勝手やってきたけど、最高峰のベルトを持ったことによってそれが加速してる。やられっぱなしではいられない」と復讐を誓う。

リーグ戦で同じ「レッドスターズＡブロック」にエントリーしていた刀羅は出場を辞退し、琉悪夏が代打で出場する。王者がリーグ戦に出場しないのは異例のことで、なつぽいは「赤白対決ができるって楽しみにしてたので残念ですし、本当に勝手ですよね！」と不満げな様子。「これから団体としてもっと上を目指していかないといけないのに、好き勝手暴れる人が団体最高峰王者じゃ、世の中にスターダムの良さを見せつけられない」と強い口調で非難した。

ならば、自身が持つワンダー王座を団体最高峰に導いてみせる。「私がスターダムの面白さやきらびやかさを見せて興味を持ってもらうきっかけになる。ベルトの価値としても、白の方が輝いてるよねって思われないといけない！ 団体をスターにできるのは、ぽいの持つ白いベルト」。決意を新たにした妖精が団体の歴史を変える。