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ゴルフでは〝マイナー大会〟の五輪 なぜスターたちはガチンコだったのか「スポンサーの影響が…」

東スポWEB / 2024年8月5日 17時28分

銅メダルを獲得した松山英樹

ゴルフ界では〝マイナー大会〟のはずの五輪で、なぜスターたちは目の色を変えたのか――。

パリ五輪のゴルフ男子最終日(4日、ゴルフ・ナショナル=パー71)で、松山英樹(32=LEXUS)が通算17アンダーで銅メダルを獲得。日本男子初の快挙となった。

松山の快挙に深夜の日本列島は沸いたが、それは他国も同様だった。

ゴルフの本場米国の大手紙「USAトゥデー」は、今大会の熱狂ぶりを特集した。優勝した地元スコッティー・シェフラーを例に出して「国歌を聞きながら表彰台で涙を流し、顔を拭うという比類のない光景によって示された」と特別な舞台だったことを強調。「トップ選手たちがここに来ない言い訳は通用せず、4日間にわたり旗を振り、チャントや声援を送る満員の熱狂的な素晴らしい観衆の前に、一流選手たちが勢揃いした」と最高峰の試合だったと評した。

ゴルフ界では4大メジャーが至高の舞台とされ、長年ゴルフが種目から外れていた五輪は明らかに〝格下〟との扱いだ。

しかし、今大会に臨むスターたちの姿勢は違った。初日はザンダー・シャウフェレ(米国)が松山と首位争いを演じ、2、3日目にはトミー・フリートウッド(英国)やジョン・ラーム(スペイン)が浮上。そして最終日にはローリー・マキロイ(アイルランド)が猛追を見せ、最後は世界ランキング1位のシェフラーが劇的な大逆転Vを飾った。

ゴルフ界のスーパースターたちが上位でこれだけそろって実力を発揮し、しのぎを削る展開は近年メジャー大会でも珍しく、ファンもひときわ熱狂する一戦となった。当初は五輪参戦に消極的とみられた松山も銅メダル獲得に〝らしくない〟ほど喜びを爆発させ、次回2028年のロサンゼルス五輪に向けて「まだまだ次のオリンピックも頑張りたい」と早くも意欲をみなぎらせた。

当初は〝おまけ〟とみられていた五輪のゴルフに、スターたちがメジャー大会を超えるほどガチンコだった理由はどこにあるのか。

「スポンサーの影響が大きいのではないか」との見方を示すのが大手広告代理店関係者だ。「どの選手も大型のスポンサーが付いているが、五輪は普段ゴルフに興味がない層も関心を寄せる。企業にとってはメジャーとは違った層に露出できて効果も大きい。ボーナスを出すところもあるだろうし、スポンサーの新規獲得にもつながるので、選手にとってもモチベーションの高い舞台となるのでは」と指摘する。

パリ五輪は頂上決戦にふさわしい熱戦だったと言えそうだ。

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