【体操】岡慎之助が金メダルの一方で…内村航平氏が新エースの思いを代弁「観客が少ない」

４つのメダルを獲得した〝新エース〟岡慎之助

レジェンドが異例の呼びかけだ。パリ五輪の体操男子種目別の鉄棒で岡慎之助（２０＝徳洲会）が金メダルに輝いた。この日の平行棒でも銅メダル。個人総合と団体総合の金メダルを合わせて４つのメダルを獲得した。

個人総合で２大会金メダルの内村航平氏はＮＨＫの試合中継に出演し、日本の新エースとなった岡について「基本に忠実な美しい体操。どの種目も着地を止めてくる、着地の強さが彼の体操の見どころだと思います」と絶賛。「団体の金メダルは目指していたものを、よく頑張って取ってくれた。個人総合も日本の伝統として引き継いでくれて、本当にうれしかった。種目別は岡慎之助が最後に魅せてくれた」と男子を総括した。

また、エースの宮田笙子（順大）を欠く中で奮闘した女子についても「すごくいい経験をしたと思う。次、男子みたいに美しい演技を心掛けてやってもらえると、メダルの可能性もあるんじゃないかなと思いました」と今後に期待を寄せた。

〝体操ニッポン〟の４年後に向けては「谷川航選手、岡慎之助選手、杉野（正尭）選手、３人とも同じことを言ってました。〝観客が少ない〟。これは僕も感じます。なので皆さん、どうか僕の次に出てきた選手がたくさんいます。なので、どうか体操を見に行ってください。よろしくお願いします」と呼びかけた。