国民・玉木雄一郎代表 広島・原爆の日に談話「国際社会の先頭に立って核兵器廃絶の取組みを」
東スポWEB / 2024年8月6日 0時8分
国民民主党の玉木雄一郎代表は6日、広島の「原爆の日」にあたって談話を発表した。
冒頭、玉木氏は「79年前の今日、原子爆弾が広島市に投下されました。大量破壊兵器として核が人類史上初めて使用され、おびただしい命が一瞬にして失われました。犠牲になられた皆さまに心から哀悼の誠を捧げます」とした上で「また、今も癒える事のない苦しみを背負い続けられているご遺族の皆さま、筆舌に尽くしがたい苦悩の中を生きてこられた被爆者の皆さまに、心からお見舞いを申し上げます」とした。
続けて「昨年5月には広島の地でG7サミットが開催されました。2023年度の原爆資料館の来館者数は過去最多となり、平和の尊さと核兵器の悲惨さを再確認しようとする声が増えています。わが国は、そうした声を広げ、国際社会の先頭に立って核兵器廃絶の取組みを進めていく必要があります」と訴えた。
一方でロシアによるウクライナへの侵略が続くことには「ロシアは戦術核兵器の使用をちらつかせて恫喝を繰り返しています。恐怖心が煽られ、核兵器使用の懸念が高まっていますが、非人道的な核兵器の惨禍を二度と繰り返してはなりません」(玉木氏)
広島市の平和公園では「平和記念式典」が行われた。
「本日行われる平和式典に数多くの国が参加します。『核なき世界』の実現に向けて、立場を超えた外交をする必要があります。来年3月に予定をしている核兵器禁止条約第3回締約国会議に向けて、わが国がオブザーバー参加をし、核保有国・非保有国の架け橋を担うことを政府に求めます」
最後に玉木氏は「今後とも国民民主党は、被爆者の皆さま、被爆体験者の皆さま、被爆者援護を粘り強く求め続けてこられた多くの関係者の皆さまとともに、援護施策の更なる拡充や諸課題の解決に全力を尽くすことをお誓いいたします。あわせて、皆さまの高齢化が進む中、旧陸軍被服支廠の保存・活用をはじめ被爆体験を風化させることのないよう、若い皆さまによる『平和』への取り組みを支援してまいります」と締めた。
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