【パリ五輪】松岡修造のバスケ試合中インタビューはチーム公認だった！ テレビ朝日に確認すると…

松岡修造

テレビ朝日が中継したパリ五輪・バスケットボール女子日本代表の試合で、ハーフタイム中にキャスターでタレントの松岡修造（５６）が選手をつかまえて突撃インタビューし、ＳＮＳ上で批判されている。追跡すると、〝修造凸〟は日本チームの〝公認〟を得ていたことが分かった。

ＳＮＳ上で批判されたシーンは、１日に行われた日本の１次リーグ第２戦でドイツを相手に劣勢で迎えたハーフタイムで起きた。テレ朝のパリ五輪中継でメインキャスターを務め、現地で取材する松岡がコートから引き揚げてきた主将の林咲希（２９＝富士通）をつかまえ、インタビューを敢行。野球やサッカーなど他競技では試合後に選手に取材するのが慣例だが、試合が終わらない中での取材は波紋を呼んでいる。ＳＮＳ上では、超絶陽キャな松岡が空気を読まずに林に突撃したといった指摘や、元テニス選手でアスリートの気持ちは分かるだけに突撃しないでほしかったなどといった指摘が殺到している。

ただ、複数の関係者への取材で誤解があったことが浮かび上がってきた。テレ朝のスポーツ番組担当局員の話。

「日本のＢリーグやＷリーグ、アメリカのＮＢＡなどではハーフタイムインタビューが行われています。ドイツ戦の中継班は事前に修造さんにハーフタイムでのインタビューを依頼。修造さんはこれを遂行したんです」

松岡の突撃インタビューについて、テレ朝広報部に①中継班が松岡に要望していたとの情報を得ているが事実か、②国内外のバスケではハーフタイム中にインタビューが行われており、中継班はこれを取り入れたとの情報を得ているが事実か――と取材したところ、「今回のインタビューは大会のルールに沿った上で、チームの許可も得て行ったものです」と回答。日本から〝公認〟を得ていたのだ。当然と言えば当然。いくら松岡といっても、さすがにチームに無断で取材はしないだろう。

松岡は、２００４年のアテネ大会（夏季）から今大会まで、夏季・冬季の１１大会連続でテレ朝の五輪中継でメインキャスターを務めている。テレ朝の看板番組「報道ステーション」ではスポーツコメンテーターを担当中。スポーツ取材は慣れており、今年はパリ五輪開幕前に２度渡仏して取材している。

大のインタビュー好きでもある。

「過去に修造さんはスポーツ番組の収録でインタビュー相手と話が弾むと、カットがかかって収録が終わってもそのまま話し込み、インタビュー相手と一緒に控室にまで移動したことがありました。自身が出演するイベントではエンジンがかかると、ステージから降りて客席に歩み寄って質問するほどです」（テレビ局関係者）

テレ朝の中継班はそんな松岡の熱血ぶりを買って、今回依頼したようだ。そんな事情を知らないネットユーザーから叩かれた松岡は不憫と言うほかない。