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イルカに手の指をかまれるけが人が福井県で相次ぐ 人の指を狙うワケは?

東スポWEB / 2024年8月6日 6時3分

ショーでおなじみのイルカだが、近づくと危険だ

福井県でイルカによるけが人が相次いでいる。3日午後、同県敦賀市の手(た)の浦海水浴場で浅瀬を泳いでいた三重県四日市市の10歳の男児が野生のイルカに指をかまれ、1か月の重傷を負った。4日午後には同市の縄間海岸で泳いでいた愛知県豊田市の60代男性も指をかまれ、10日間のけがを負った。今夏、同県内でイルカによるけが人が出たのは5件目となっている。

イルカは身近にいる。都内在住のサーファーは「千葉の外房でサーフィンをすると、小型のイルカのスナメリはよくいます。東京湾で船釣りしたらまあまあ見かけます。群れは離島に行かないと見られませんが、迷い込んだ単体は近くにちょいちょいいると思います」と語る。

そんな意外に身近にいるイルカだが、福井県ではおととしから〝かみつきイルカ〟が出没している。県では「普段はおとなしい生き物ですが、鋭い歯でかまれて出血したり、海中に引きずり込まれたり、最悪の場合は生命にかかわる場合もありますので、イルカには絶対に近づかないようにしてください」と注意喚起している。

海外でもイルカによるけが人が出たことがある。2000年、アイルランド西部の海岸にバンドウイルカがすみ着き、人に近寄ってきて体を触らせるなど、親しまれてきた。ところが数年たつと、急に人を襲うようになった。水面を泳いでいた女性を下から突き上げ、女性が空中に飛び出すほどの突進で腎臓を損傷させるなど複数のけが人を出した。

それにしても、今回のイルカは人の指を狙っているかのように思われる。どういうことか。野生動物事情通は「人がイルカにエサを与えた可能性があります。だから、エサを持っているであろう手を狙っているのかもしれません。イルカが軽い催促のつもりでやっているとしても人は大けがします。二度とイルカに近づかないようにして、人からエサをもらったことを忘れるのを待つしかないでしょう」と語っている。

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