1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

【DDT】柔道〝疑惑のルーレット〟昨年すでに先取りしていた! 高木三四郎あえて代替案提案

東スポWEB / 2024年8月6日 6時3分

高木三四郎

パリ五輪で話題を集める〝疑惑のルーレット〟が問題視されたことを受け、プロレス界から異例の提言だ。

3日(日本時間4日)の柔道混合団体決勝で、日本はフランスに3―4で逆転負け。2大会連続の銀メダルに終わった。ここで問題になったのが、3―3からの代表戦の階級を決めるために採用されたデジタルルーレットだ。結果は今大会の100キロ超級金メダリストのフランスの国民的英雄テディ・リネールが出場する男子90キロ超級が選ばれ、フランスが金メダルを獲得。だが自国開催のフランスに有利な階級が選ばれたことから、「やらせだ」「うさんくさい」という声が世界中で広がり大騒動になった。

柔道では前回2021年東京五輪でも同じ抽選方法だった。高校時代に柔道を経験しているDDT副社長の高木三四郎(54)は「デジタル方式でやると、開催国のフランスが有利だと言われるのは仕方がないことだと思う」との見解を示す。プロレス界でも同様のデジタル抽選を取り入れたのがDDTだ。

昨年11月12日の両国国技館大会で行われた平田一喜 vs 新日本プロレス・高橋ヒロムの一戦は、ラウンドごとにデジタルルーレットでルールが決まる形式で行われた。このときもホームの平田に有利な「目隠し乳隠しデスマッチ」や「ダンシングデスマッチ」などが選ばれた。

だが、高木は「僕らのはランダムに選ばれるようにやっていますよ。公正にやっています!」と主張。ただし、デジタルルーレットの信用が失墜してしまったため、柔道界には「昭和の綱引きマッチでやる方がいいんじゃないでしょうか。同じ白と白の綱を引いた選手同士が戦えばいいんですよ。お客さんにも公正だとアピールできますよ」と提案する。

プロレス界では1983年11月3日の新日本蔵前大会で、新日正規軍(アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰巳、前田日明)が、維新軍(長州力、キラー・カーン、アニマル浜口、谷津嘉章)と「4対4綱引きマッチ」で対戦。対戦相手を綱を引き合って決めた。2022年3月には女子の「スターダム」でも5対5の綱引きマッチを行っている。

いずれにせよ、今回の一件でプロレス界でもデジタルルーレットが使いづらくなったという高木は「DDTもサイバーエージェントのグループなので、デジタルに振り切っていきたい。今後は対戦カードなどもAI(人工知能)に決めてもらおうかと思っています。こういった抽選もAIができるように開発します」と約束した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください