【スケートボード】15歳・開心那が２大会連続の銀！ 自分へのご褒美は「用意しているけど秘密」

会心のランを見せた開心那

納得の〝銀メダル〟だ。パリ五輪のスケートボード女子パーク決勝（６日＝日本時間７日、コンコルド広場）で開心那（１５＝ＷＨＹＤＡＨ ＧＲＯＵＰ）が９２・６３点をマークして２位。前回の東京五輪に続き、２大会連続で銀メダルを手にした。

３位で迎えた最終３本目の「ラン」は、自身の全てを出し尽くした４５秒間だった。「自分のやりたいランを、みんなに見せたいという気持ちでつくった。しかも練習で１本も通してなかったランを最後に決められた」。演技後には自然とガッツポーズが飛び出し「自分の今回出したかったものを出し切れて、メダルも取れた。本当に後悔のない大会だったので、うれしいです。過去イチうれしい大会」と声を弾ませた。

東京五輪とは異なり、本気で表彰台を狙いに行った一戦だった。「今回はメダルを取りたい気持ちで来た。自分の全てを出し切れて取れたので、東京よりうれしい」と振り切った上で「スケボーは楽しむことも大事なので、これからも楽しみつつ努力もしたい。女子は世界のレベルが高い。今回もメダルを取るのも厳しかったが、自分のランを出し切れてうれしい」と笑みを浮かべた。

かねてファッションへの関心度も高い開は「ちょっと残るので観光に行ったり、お店に見に行ったりいろいろしたい」と展望を語った一方で、自身のご褒美については「用意しているけど秘密」とニヤリ。表情は充実感であふれていた。