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【レスリング】文田健一郎が愛娘の前で金! 3年越しの悲願も…うれし涙なしの理由

東スポWEB / 2024年8月7日 5時41分

東京五輪での悔しさを、パリできっちり晴らした文田健一郎

パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝が6日(日本時間7日)に行われ、悲願の金メダルを獲得した文田健一郎(ミキハウス)が、喜びを語った。決勝では曹利国(中国)に4―1で勝利。グレコローマンスタイルでは、1984年ロサンゼルス五輪の宮原厚次以来、40年ぶりの頂点となった。

東京五輪で銀メダルだった悔しさを晴らした文田は「もう最高です。いっぱい長かったなって。いろんな節目から数えたらもうキリがないくらい、いろんなことがあって、今ここにチャンピオンとして立っていられるのは、たくさんの苦悩とか葛藤があって、その分うれしいこととか、いろいろなことがあって、今の自分がいるんだなって実感してます」と語った。

金メダルが決まった後、リングのうれし涙はなかったのには意味がある。

「東京オリンピックの後あいさつして『次だね』って言ってくださった皆さんに、次は笑ってマットを降りますって宣言してたので、泣かずにちゃんと笑ってマット降りました」

優勝が決まった後のパフォーマンスについてはこう説明した。

「あれは、いろんな意味というか、勝ったらやりたいなって思ってて、東京でできなかったこと、世界選手権で勝っても、やっぱり違う。ほんとの頂には立ってなくて、オリンピックで優勝したらほんとの頂っていう意味と、昨日、エッフェル塔を見ながら、あんなふうに輝いて勝ちたいなって思ったので、その思いを込めて一番上を差しました」

決勝ではスタイルを変えた。

「昨日まではハイブリッドというか、僕が守りの中でも攻めようっていう部分が出て、逆に今日はしっかりこらえて、1点もやらないぞというか、ひと展開もさせないぞという気持ちで、常に少し前に出て、パッシブが上がっても冷静に守ってと思った。この大会は、この3年で僕が目指したレスリング全てが出たと思ってます」

〝投げてなんぼ〟のスタイルが持ち味だが、自分なりの解釈を確立した。

「投げてなんぼは、すごく大事にしてきたこと。ただ、その意味を少しはき違えていたのかなと。ずっと投げを狙って投げることが正しいことじゃなくて、投げがあって、でもその中で固めて、相手の嫌なスタイル、自分が前に出られるスタイルを貫くことで、相手がしびれを切らして自分に投げるチャンスが生まれる。父がどう思っているかわからないですけど、それがこの投げてなんぼっていうことなんだなって」

家族の目の前で勝利をつかんだことには「娘の前では負けたくない思いがすごい強い。モチベーションの一つ。勝った後、僕を見つけてくれて、手を振ってくれて、遠かったのに、まっすぐこっちを見て手を振ってくれた。昨日今日は負けてないので、プレーオフも含めてね。娘の前では負けてないので、第一段階でパパの目標はクリアかなって思います」と笑みを浮かべた。

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