【スターダム】Ｓ・キッド 闇落ち・上谷沙弥にズバリ警告「私の二番煎じにならないといいね」

「古巣」ユニットに対し、思うところを語ったスターライト・キッド

女子プロレス「スターダム」の〝欲深き黒虎〟スターライト・キッドが、極悪軍団「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ（ヘイト）」入りした上谷沙弥（２７）に重大警告だ。

大江戸隊から改名し、勢いを増す極悪軍についてキッドは「ヘイトｖｓ他のユニットみたいな構図ができていて、そこはさすがの人たちだなと、（大江戸隊に）いた身としては感じる。けど最近、度が過ぎているよね」と指摘する。

その一つがシングルリーグ戦「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」（１０日、横浜で開幕）の〝出場権譲渡〟問題だ。刀羅ナツコがワールド王座を戴冠した直後、「これ（ワールド王座）を持ってて出る意味がわかんねえ」と出場を辞退。勝手に出場枠を琉悪夏に譲ってしまった。

リーグ戦覇者はワールド王座に挑戦するのが慣例で、公式戦で王者に勝利した選手も挑戦資格を得る可能性があるため、キッドも「ナツコの判断は今までにない形でアリかなとは思った」。問題は、琉悪夏に譲渡したことだという。

史上最多２８選手が参加する今大会は他団体、海外勢にも門戸が開かれた一方で「出場者決定トーナメント」を勝ち抜いた選手もいる。黒虎は「出場枠を反則負けで予選落ちした子（琉悪夏）に渡し、会社が許すのはどんなもんかと」と疑問視。特に自身らが立ち上げた新ユニット「ＮＥＯ ＧＥＮＥＳＩＳ（ネオジェネシス）」から天咲光由がトーナメントを勝ち抜いて出場を決めたため、違和感を感じたという。

ただし「これはスターダムのことを考えて言う意見だけど、ネオジェネシスのＳＬＫ（キッド）としては問題ない。ネオジェネシスだけがフルメンバーでリーグ戦に出るので」という。

もう一点、気になるのがヘイト入りした上谷の動向だ。闇落ちした不死鳥を「闇谷」呼ばわりしたキッドは「別に闇谷個人に情はない」としつつ「私の二番煎じにならないといいねって言っておきたいかも。ビジュアルポジ（ション）的には私がいた位置なんで、客寄せパンダにならないといいね」。４月にキッドは「客寄せパンダありがとう。もうお役御免」という言葉とともに極悪軍を追放されたからだ。

「対ヘイト」はひとまず置き、まずは個人闘争に集中する黒虎は「今年のテーマは『ＳＬＫ第３章逆襲の夏』。昨年は焦りの気持ちからケガにつながり、完走できなかった。今年はプロレスを楽しんでいるので、昨年とは違う気持ちで挑める」と開幕を心待ちにしている。