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【広島】初完封アドゥワ誠 次回登板も巨人か…先発、救援とも余力アリで〝混セ〟から抜け出す!

東スポWEB / 2024年8月7日 6時24分

初完封を記録したアドゥワ誠

ペナントの流れが、いよいよ赤ヘル軍団に向いてきた。セ首位・広島は6日に敵地・東京ドームで行われた2位・巨人との首位攻防初戦を5―0で完勝。立役者は約20日ぶりの一軍マウンドとなった先発・アドゥワ誠投手(25)だ。G打線を全く寄せつけず、わずか3安打のプロ初完封。5月26日に5勝目を挙げて以来、約2か月ほど白星から遠ざかっていた右腕の復活でチームは今季最多の7連勝を飾り、貯金も12に増やした。

「最後まで投げさせてくれて感謝したい」とは投のヒーロー・アドゥワの弁。一方、9連戦初戦で中継ぎを1人も起用せず快勝した新井貴浩監督(47)も〝孝行右腕〟に対し「期待以上の本当にもう最高のピッチング。素晴らしい」と激賞した。

2位・巨人とは、これで2ゲーム差。上位の混戦模様から頭ひとつ抜け出た格好だ。その差以上に連戦が続く8月を見据え、この1か月の戦い方を練りに練ってきた指揮官の〝マジック〟がハマる流れになってきた。

前週の7月30日から対DeNA、対中日と続いた本拠地・マツダスタジアムでの6連戦が進撃の予兆となっていたのは言うまでもない。ここでチームは破竹の6連勝。屋外での本拠地で連日にわたって最高気温35度以上を記録した酷暑の中、その初戦でDeNAを相手に先発した玉村が9回133球、3失点で完投勝利を飾って勢いをつけた。登板翌日の同31日に左手中指にできたマメの影響もあって登録抹消となったが、この9連戦の終盤に先発復帰するとみられている。

この日、プロ初完封を飾ったアドゥワも玉村と同様にローテを1回飛ばす形で再度、2週間後の同じ敵地での巨人3連戦(20~22日・東京ドーム)中に先発投入されることが濃厚だ。ちなみに9連戦で2度、先発予定となっているのは中6日の床田のみとなっており、中5日以下に登板間隔を縮める先発陣は皆無。しかも先週の6連戦に続き、この9連戦でも初戦の救援投手起用は「ゼロ」だった。先発、リリーフともに巨人、阪神に対し余力で差をつけた点は今後を考える上で大きい。

この日の巨人戦では末包が41日ぶりに復帰し、即座に7号ソロを放つなど打線も10安打5得点と爆発。深刻な得点力不足に陥った前半戦が蜃気楼のようになりつつある。投打ともに歯車が噛み合う〝新井マジック〟の効力はしばらく続きそうだ。

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