人生一変！ バンクシー最新作と偶然〝コラボ〟した犬と女性に1300万人が大注目

バンクシーの最新作の画像にたまたま映り込んだ散歩者（インスタグラム@banksy）

正体不明のアーティスト・バンクシーの最新作が２日続けてロンドンの街中に出現した。５日にヤギ、６日に２頭の象。それぞれ公式インスタグラムに街中で撮った作品の画像をアップし、自らの作品だと公表した。そのうち、象の画像に偶然映り込んだ犬を散歩させる女性が話題になっている。英紙メトロは６日、散歩者について報じた。

億万長者の不動産開発業者の娘、ルーシー・ボールトビー・ブルックスさん（３２）は、６日午前７時に４歳のビーグル犬ルーファスを連れて散歩に出掛け、バンクシーの最新作の前を通ったが、巨大な壁画にさえ気づかなかったという。もちろん、バンクシーかその仲間が彼女のすぐ近くに立って撮影していたとは知らなかった。象の絵は自宅から徒歩１分もかからないところの壁一面に描かれた。

メトロ紙に対し、ルーシーさんは「私は誰かがいるかどうか全く分かりませんでした。誰にも会わなかったのですが、朝とても早かったし、エアポッドをつけていたから、誰かがいたことに気付きませんでした。誰かがそこにいた形跡も、何かが描かれた形跡もありませんでした。象さえ見なかったというのは少し恥ずかしいです」と語る。

「ルーファスは毎日私のそばにいて、私たちはいつも散歩に出かけますが、これまでで最も有名な散歩だったに違いありません。ルーファスは物事を嗅ぎ分ける鼻を持っていますが、今回はバンクシーの匂いを嗅ぎ分けられなかったに違いありません。彼は本当にかわいい男の子で、私は彼が大好きで、最高です。後でまた連れて行かなければなりませんが、彼はきっとこの絵よりも有名になるでしょう」

インスタのフォロワー数１０００人のルーシーさんだが、この写真がバンクシーのインスタに投稿されて以来、バンクシーのフォロワー１３００万人からメッセージが殺到しているという。

ルーシーさんは「信じられないわ。こんなにたくさんのメッセージを受け取ったのは初めてよ。友達の一人がそれを見つけて私に送ってきたのですが、信じられませんでした。私はバンクシーが大好きで、本当にクールで、重要な政治的瞬間を扱っていると思います。そして、この作品も同様に重要です。今の国の形を考えると、芸術は間違いなくメッセージを伝える重要な手段だと思います」と話している。