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【レスリング】V大本命・須崎優衣はなぜ敗れたのか 浜口京子も驚いた対戦相手ビネシュの〝豹変〟

東スポWEB / 2024年8月7日 11時9分

終盤までペースを握っていた須崎優衣(右)だが…

パリ五輪レスリング女子50キロ級1回戦(6日=日本時間7日)で、東京五輪金メダルの須崎優衣(25=キッツ)は、ビネシュ・ビネシュ(インド)にまさかの敗戦を喫し、連覇の夢が途絶えた。須崎は敗者復活戦に臨み、銅メダルを目指す。女王の衝撃の敗戦について、五輪2大会銅メダリストの浜口京子は、海外勢の須崎包囲網とビネシュの〝豹変〟に着目した。

【浜口京子 気合でGO!】須崎選手が絶対に勝つと思っていたので、驚きました。いつものようにしっかり構え、動きも良かったのですが、ビネシュ選手が残り20秒から予想以上に激しい動きで攻めてきました。まるで2000年シドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんがサングラスを投げてラストスパートをしたように。スイッチが入り闘争心がむき出しになり、まったく別の動きで須崎選手を攻めてきました。

相手の動きが急変すると、少なからず驚くものです。私は過去、突然頭突きを食らって、対応できなかったことがありました。須崎選手はしっかり対応していましたが、ポイントを奪われた場面では、もう少し前に出られたら良かったのですが、ほんの一瞬だけカカトに重心がいってしまい、尻もちをつくような形になってしまいました。本当に紙一重でした。

世界中の選手にとって須崎選手は憧れであり、いつか倒したいと思う存在です。包囲網が張られていて、徹底的に研究されています。ビネシュ選手も、須崎選手に勝つために対策を講じてきたことがよくわかりました。序盤からとにかく守って守って、最後20秒でガラッと変わって攻める。コーチとともに立てた作戦でしょう。勝利が決まったあと、ビネシュ選手の表情には喜びとともに、須崎選手へのリスペクトが表れていました。

五輪ではラスト数秒で勝敗が逆転することがよくあります。五輪の怖さを、私も改めて勉強になりました。須崎選手には、銅メダル獲得のチャンスがあります。敗戦のことはすべて忘れて、ここからがスタートだと思って戦ってほしい。浜口のパワーを全部送りますからね!

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