大谷翔平は無安打 一発出れば同点の場面で右飛…ファンため息

肩を落とす大谷（ロイター）

ドジャースの大谷翔平投手（３０）は６日（日本時間７日）に本拠地ロサンゼルスでのフィリーズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場し、４打数無安打だった。打率３割６厘。チームは２―６で敗れて、連勝は３で止まった。

相手先発は左腕サンチェスだ。初回先頭は初球、内角低めの９３マイル（約１５０キロ）のシンカーを強打。１０６・８マイル（約１７１・９キロ）の痛烈なゴロは二塁手の正面に飛んだ。３回無死一塁はカウント２―２からの５球目、真ん中高めの９３・７マイル（約１５１キロ）のシンカーを逆方向へ。角度４５度で上がった飛球は平凡な左飛だった。５回二死一塁は初球、内角のボール球の９３・１マイル（約１５０キロ）のシンカーをフルスイングするも二直。

１―４の７回二死一、二塁は２番手の左腕ストラームと対戦。一発出れば同点とあってファンは大歓声だ。６球フォーシームで攻められてフルカウントからの７球目、外角高めの８２・８マイル（約１３３キロ）のスライダーにバットを出すも、微妙にタイミングを外され浅い右飛に倒れた。ファンは一斉にタメ息だ。

エース左腕カーショーが４回２／３で１失点で２敗目を喫したが、復帰３戦目で持ち味を発揮したのは明るい材料だが、右肩違和感から復帰し６回から３番手で登板した右腕グラテロルが３人目の打者リアルミュートに４球目を投じた直後に右太もも裏の張りを訴えて緊急降板したことは今後に影を落としそうだ。

前日の快勝から一転、完敗したドジャース。２位ダイヤモンドバックスとのゲーム差は４、３位パドレスとのは４・５に縮まった。ベッツ、ロハスらは近日中に復帰が見込まれるが、まだまだ苦しい状況は続く。