【新日本・Ｇ１】ジェフ・コブがボルチン・オレッグとのレスリングモンスター対決制し５勝目 Ｂブロック単独首位に

ボルチン・オレッグ（下）から３カウントを奪ったジェフ・コブ

新日本プロレス真夏の祭典「Ｇ１クライマックス」７日後楽園大会のＢブロック公式戦で、ＮＪＰＷ ＷＯＲＬＤ認定ＴＶ王者のジェフ・コブ（４２）がボルチン・オレッグ（３１）から５勝目をあげた。

アテネ五輪出場経験を誇るコブと、２０２２年世界選手権５位など輝かしい実績のボルチンによるレスリングモンスター同士の公式戦。序盤の高度なレスリングから、互いが怪物じみた身体能力をぶつけ合った。

ボルチンシェイクからスープレックス、さらにはリバーススプラッシュを浴びたコブだったが、Ｆ５は阻止。その場飛びムーンサルトプレスで反撃に出る。しかしレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドを防がれるとその場式のカミカゼを浴びてしまった。

それでも立ち上がったコブは、ラリアート合戦からカウンターのトラ―スキックを発射。強烈なラリアートで打ち勝つと、最後はツアー・オブ・ジ・アイランドで３カウントを奪ってみせた。

試合後は「カザフスタンが生んだ最高のものはお前だ、ボルチン・オレッグ。お前はレスリングでトップランクに立っていた。けがをしていなかったら五輪に出場し、レスリング界を支配していただろう。だが、お前がここニュージャパン・プロレスリングにいてくれてうれしい。俺が尊敬する相手は限られている。お前はこの素晴らしい団体の未来だ」とボルチンを称賛。またこの日のメインでデビッド・フィンレーが３敗目を喫したため、勝ち点１０のコブがＢブロックの単独首位に躍り出た。