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【甲子園】センバツ王者・健大高崎の原動力は〝ラップ軍団〟の躍進「チームが一つになれる」

東スポWEB / 2024年8月8日 5時7分

健大高崎のラップ軍団リーダー・小川トゥリントン優大

第106回全国高校野球選手権大会の第1日(7日)第2試合に登場した、優勝候補で9年ぶり4度目出場の健大高崎(群馬)は英明(香川)に1―0で辛勝。相手先発・清家の前に打線が苦しんだが、4回途中から救援したエース・石垣(2年)が打者18人を無安打に封じ込め、チームの勝利に貢献した。

センバツ王者として初戦をモノにしたが、その原動力には〝ラップ軍団〟の躍進がある。ベンチ外の3年生部員、小川トゥリントン優大や松原、坂田を中心とした現在6人で構成されたラップの集いは超本格的。動画編集や会計などそれぞれ担当が決まっており、衣装係まで存在する。ラップを動画に収め、これまでオリジナルで5曲も誕生した。

これが次第にチームに浸透し始め、コーチの結婚式でラップ動画を流すほど大盛況。青柳監督も練習後のラップバトルを見た際「おもしろいね~!」と無礼講として容認している。センス抜群と評判のリーダー・トゥリントンは「盛り上がるし、チームが一つになれる」とその効果を実感しており、部員が過ごす寮にはミラーボールまで置いてあるといい、空き部屋を暗くして選手たちで体を揺らし一体感を高めているという。

ラップは野球にも好影響を与えているという声もある。ラップ軍団の1人は「石垣が150キロを出すようになったのはラップに触れ始めてから。体でリズムを取ることで、肩の余計な力が抜けるようになったんです」とこの日、自己最速の154キロをマークしたエース右腕の成長にもつながっていることを明かす。

甲子園の舞台でもラップ効果は発揮。あるベンチ入りメンバーは「(試合の)前日にラップ動画を見て気合を入れました」と語り、全国制覇を目指すチームにとって欠かせない要素になっている。

次戦は14日の智弁学園(奈良)戦。このまま勝ち星を積み重ねて、春夏連覇を成し遂げた暁には、聖地・甲子園で新たなリズムを刻む姿が見られるかもしれない。

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