【西武】５位・オリックスとも１４・５差…全パ球団に貯金献上で借金３８

厳しい戦いが続く西武・渡辺監督代行

西武は７日のオリックス戦（京セラ）に２―３で逆転負け。連敗で今カードの負け越しが決まり、今季のオリックス戦は８勝９敗でパ・リーグのライバル５球団に貯金を献上する状況に陥った。

４回に山村の２点適時二塁打で先制したものの、６回に森の６号２ランで同点に追いつかれ、７回に許した宗の今季１号ソロが決勝弾となった。このところの投手陣は要所で手痛い一発を食らう傾向が強まりつつある。この日も先発した隅田知一郎投手（２４）はテンポ良く無失点で抑えていったが、１球に泣いた。

６回一死一塁の場面でカウント３―２から森に対し、外角に投じるはずだった直球が甘く入ってスタンドに運ばれた。左腕に勝敗こそつかなったものの「決めにいった球が逆球になってしまいました」と肩を落とした。前日も渡辺勇が大事な局面で３被弾を喫しており、新たな悩みの種になりつつある。一方、味方打線は長打力に欠け、相手バッテリーにストライクゾーンを大胆に使って攻められている。

この日の敗戦で５位のオリックスに約１か月ぶりの連勝とカード勝ち越しを許した西武。その差は１４・５ゲームに広がり借金は最大の「３８」に膨らんでいる。