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「マネーの虎」南原竜樹氏が維新公認で参院選出馬へ 肺がん告白の岩井良明氏にエールも

東スポWEB / 2024年8月8日 6時13分

維新・藤田幹事長と南原氏

〝冷徹な虎〟が日本経済の危機に立ち上がった。人気テレビ番組「¥マネーの虎」(日本テレビ系)に出演していたLUFTホールディングス会長の南原竜樹氏(64)が7日、来夏の参院選比例代表に日本維新の会公認での出馬を表明した。「マネーの虎」出演社長の国政選挙挑戦は初で、国会議員当選の〝マネー成立〟となるか。

南原氏は会見で「随分と日本って変わってきた。昭和のころはもっと税金を払って、きちんと道路を作ってもらって。そうすると僕らに返ってくるよと。(日本の現状に)なんだかモヤモヤとして不満がたまってきた」と憂いた。「少しでも日本国民のために、国力を上げられる一助になれば」と決意を語った。

同席した維新の藤田文武幹事長は「南原さんの強みは経営実務をずっとやってこられた。100億以上の年商、5000人以上の従業員へと拡大されてきた手腕は並大抵ではない」と、すご腕に期待を寄せた。

南原氏は大学在学中に高級外車の並行輸入を始め、1988年にオートトレーディングルフトジャパンを設立。事業を拡大し、2002年から「マネーの虎」の出演で、人気を博した。一方で05年に当時の主取引先だったMGローバーの破綻により無一文に。そこから多角経営に転換して再起を図り、16年には年商100億円を達成した。現在は事業を売却し、顧問業を行っている。

出馬を決意した理由の一つが日本経済の停滞への危機感だ。高級外車を販売してきた南原氏は「所得倍増計画でどんどんみんな給料が上がった。最近は車買えませんって。そんな時代に突入したのも国の経営が悪い」と指摘。

都知事選でも争点となった東京都庁のプロジェクションマッピングにも言及。2年間で48億円の費用について「もし企業だったら絶対にやりません。どこの会社があんなことやるの? 僕の友達に聞いたら『1億もあればできるよ』って言うんですよ」とあきれる。

政治に欠けているのは経営者的な視点と力説し、「まったく経済的な感覚がない。無駄金を使い過ぎ。もっとお金を生きるように使わないと会社(日本)は潰れちゃう」と冷酷に言い放った。

日本経済の立て直しについて「少なくともスローダウンをさせていきながら、やや上に向かうカーブを作っていけるといいなと思ってます。そこでV字回復の絵を描くと破綻するんです。会社でもそうです」と現実的な目を向ける。

今月1日に同じく「マネーの虎」に出演し、現在はユーチューブチャンネル「令和の虎」を主宰する岩井良明氏がステージ4の肺がんを公表した。「前も喉頭がんだって言って大騒ぎしてた。『内緒の治療をやって治った』と言ってケロッとしてるんで。またケロッとするんじゃないかって半分期待感を持っている」と思いやった。

「人間にとってあらがえないものは寿命だと前から言ってる。会社の売却のきっかけも1つはそう。寿命って必ずくるじゃないですか。もう1つは健康寿命。今だから人のために何かできる」と冷静な言葉に熱い思いを込めていた。

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