【卓球】張本智和まさかの逆転負けに大粒の涙 ３決は「頑張りたくない」

逆転負けを喫した張本智和（ロイター）

【フランス・パリ７日（日本時間８日）発】卓球男子のエース・張本智和（智和企画）の目は、真っ赤に腫れていた。

パリ南アリーナで行われた団体準決勝ではスウェーデンに２―３で逆転負け。２大会ぶりの決勝進出を逃し、９日の３位決定戦に回った。２―０と勝利に王手を懸けたが、まさかの逆転負け。張本は第２試合で勝利を収めるも、第５試合はゲームカウント２―０とリードしながらも、勝利を手にすることができなかった。「やっぱり完璧な２ゲームをした後に、少し自分の戦術を実行できなかった。３ゲーム目で決め切らないといけなかった。みんなが１点ずつ取ってつないできたタスキなので、最後僕が締めるだけ。気合が入りすぎてしまったのか、気合が足りなかったのかわからないが、気合とかどうでもいいので勝つことが全てだと思う」と自らに言い聞かせた。

９日の３位決定戦については「今の気持ちは頑張りたくない。もう本当に力は残っていない。でもやるしかないと言うしかない」と語るにとどめた張本。メダル獲得へ、中１日で気持ちを立て直すことはできるか。