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【レスリング】悔しい銅メダルの須崎優衣に浜口京子が励ましのエール「絶対に今後の成長の糧になる」

東スポWEB / 2024年8月8日 9時3分

銅メダルを獲得した須崎優衣

【フランス・パリ7日(日本時間8日)発】パリ五輪レスリング女子50キロ級3位決定戦で、東京五輪金メダルの須崎優衣(25=キッツ)が、オクサナ・リバチ(ウクライナ)を10―0のテクニカルスペリオリティーで下し、銅メダルを獲得した。前日6日にまさかの初戦敗退となったショックを乗り越えた。五輪2大会銅メダルの浜口京子は心中をおもんぱかりながら、励ましのエールを送った。

前日の初戦でビネシュ・ビネシュ(インド)に負け、目指していた五輪4連覇の夢が消えてしまった。喪失感のなか、なんとか気持ちを入れ替え3位決定戦に臨んだ。タックルで相手を攻め、圧倒。銅メダルが決まると、涙がこみ上げ、観客席に向かって、両手を合わせて謝罪するようなしぐさを見せた。

須崎は「目指していた金メダルではなく、銅メダルで終わってしまったけど、最低限のことはできた。ただ悔しい気持ちでいっぱい。応援してくれた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいなので、4年後はロサンゼルス五輪でチャンピオンになりたいと思う」と語った。また、試合後のしぐさについては「金メダルを獲得する姿を届けられなくて、ごめんなさいという気持ちと、応援してくれた方々に感謝の気持ちでした」と説明した。

銅メダルを獲得しても、悔しさを抱え謝罪する姿に京子は「いろんな感情があったと思う。想像を絶するような落ち込みだったんだろうと」と静かに語った。「でも私は、この日、須崎選手が頑張る姿を見ることができて、うれしかったんです。プラスのエネルギーをもらいました。須崎選手が頑張る姿、喜ぶ姿、戦う姿を見た一人ひとり、日本中だけじゃなくて、世界中で人気の選手だから世界のファン一人ひとりの心に響いたと思う。悔しい思いを抱えながら戦う姿を、自分の人生に重ね合わせた人もいるんじゃないかな。だから『ありがとう』です。謝る姿は須崎選手らしいけど、必要以上に落ち込まないでほしい」とエール。

京子の中には、初めて出会った10代の須崎の姿が残っている。「もうね、お母さんみたいな気持ちになりますよ。今回の経験は、レスラー須崎としても、人間須崎としても、絶対に今後の成長の糧になる。頑張ったんだから大好きな甘いものでも食べて、会いたい人に会ってね。一人じゃないからね。大丈夫だよ~!」と涙を浮かべながらパワーを送った。

須崎は「パリ五輪の銅メダルが、4年後、8年後の五輪金メダル獲得に、必ずつなげたいと思います」と力を込めた。京子をはじめ、多くの人が今後の活躍を楽しみにしている。

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