【陸上】２大会ぶりの表彰台へ リレー侍・桐生祥秀が決意「メダルをしっかり獲得しに来ている」

３走の桐生祥秀

【フランス・パリ８日発】陸上男子４００メートルリレーの桐生祥秀（日本生命が〝世界一決定戦〟への抱負を明かした。

フランス競技場で行われた予選では、サニブラウン・ハキーム（東レ）、柳田大輝（東洋大）、桐生、上山紘輝（住友電工）の走順で挑んで３８秒０６をマーク。１組４位だったものの、タイムで拾われ、７大会連続となる決勝進出を決めた。３走を務めた桐生は「明日（決勝）につながってよかった。もっとトップで持ってこないとメダルには食い込めない。他のチームも、米国とかもメンバー変えてくると思うので、明日は今日以上にいい走りをしたい」と決意を述べた。

桐生にとって五輪は３度目の出場。「東京は東京、パリはパリなので、そこを一緒にするのは変なのかな」と平常心を強調しつつも、大歓声の中でのレースには「楽しいですね。今回はめちゃくちゃ（観客が）入っていますし。記者の数とかも特別なので、五輪はすばらしい舞台だと思う」と声を弾ませた。

この日のタイムは全体４位。メダルも見える位置につけているだけに「メダルをしっかり獲得しに来ている。逆に言うと何も考えずに練習通りすればいいのかなと思う」と力強く語った。