【阪神】前川右京「かもめポーズ」に沸く鴎島 超異例の北国Ｖ旅行を〝誘致〟「ぜひお越しください！」

阪神・前川

セ３位の阪神は８日のヤクルト戦（神宮）に６―３で逆転勝ちし、連敗を２で止めた。

１点ビハインドの４回に森下の１０号ソロで同点に追いつくと、なおも一死三塁のチャンスをつくって前川右京外野手（２１）が左前に運んで追加点を奪取だ。するとベンチ前ではナインが前川の〝アーチ眉〟になぞらえた「かもめポーズ」を披露。腕をパタパタとなびかせながら大盛り上がりとなった。試合後は「ランナーをかえせて良かった。ベンチの雰囲気もすごくいいし、明日も頑張りたいです」と安堵の表情。岡田彰布監督（６６）も「ああいうのが大きいよ。野手がいてないとこにああして打てば打点もつくしな」とたたえつつ、８安打と奮起した打線ににんまりだった。

そんな「かもめポーズ」に沸くのが甲子園から１０００キロ以上離れた北海道・江差（えさし）町にある「鴎島（かもめじま）」だ。空から見た地形がかもめのように見えることから、その名がつけられたそうで、江差町の観光未来機構担当者は「北海道の小さな町と『かもめ』というつながりがあることをうれしく思っています。こちらの応援が届いて良い成績と、優勝ができるように願っています」とエールを送った。

さらに「かもめポーズ」で盛り上がる虎ナインに「ぜひ鴎島は日本海の夕日が独り占めできるグランピングもできるので、ぜひ優勝旅行でお越しください！」（同）と異例のＶ旅行を〝誘致〟。昨年はハワイに飛び立つなど、優勝旅行は一般的に南国の地で行われる。球団初の連覇を果たし、１２月の〝極寒Ｖ旅行〟が実現すれば前代未聞となるが、果たして――。