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【甲子園】新潟産大付が聖地初勝利 吉野監督「夢の中にいるような…」

東スポWEB / 2024年8月9日 11時44分

ベンチ前で選手を出迎える新潟産大付・吉野公浩監

第106回全国高校野球選手権大会の第3日(9日)第1試合は春夏通じて初出場の新潟産大付が埼玉の強豪・花咲徳栄を2―1と逆転で下した。

1―1の同点で迎えた7回、二死三塁から4番の多田(3年)が左前に勝ち越し適時打を放つ。投げては先発の宮田(3年)が5回を1失点で切り抜け、その後は田中(3年)が無失点に抑えて流れを渡さなかった。値千金の決勝打を放った多田は「自分は勝負強さをウリにしているんで絶対に打ってやろうと思った。最高でした。打たせてくれたチームにありがとうと言いたい。新潟を背負って夢の舞台で勝ててよかった」と胸を張った。

アルプスを埋め尽くした約2000人の応援団に背中を押され、持ち前の機動力を生かし、猛暑の中で無失策で守り切った。記念すべき1勝を挙げた吉野監督は「夢の中にいると言いますか…県大会とは違う。最高でした。大観衆の中で甲子園での勝利はこんなにすごいものなのか、と感じます。粘り強くいけて最高の展開だったと思います。甲子園でノーエラーなんて100満点」と声をからし、感無量の面持ちで語った。

次戦は近畿王者から頂点を狙う京都国際。多田は「常連校でいい投手がたくさんいる。挑戦者として勝ちに行く。初出場だけど、ベスト8に行って国体に出たい」と意気込んだ。

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