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【テコンドー】韓国パク 負傷して背を向けた相手への〝トドメ蹴り〟で物議「失礼」「偽りの勝利」

東スポWEB / 2024年8月9日 14時44分

決勝で勝利し喜ぶパク・テジュン(ロイター)

パリ五輪のテコンドー男子58キロ級決勝(7日=日本時間8日)で金メダルを獲得したパク・テジュンの〝トドメ蹴り〟が物議を醸している。

パクは決勝でマゴメドフ(アゼルバイジャン)と対戦。相手のマゴメドフは試合序盤に足首を負傷して攻撃が困難になると、

その隙を付いて猛攻を見せたパクが圧倒。終盤までに13―1とリードを広げて、勝利をほぼ手中していた。

相手が負傷しているとはいえ、試合が続いている以上は手を抜かないのはアスリートとしては当然。しかし、最後のプレーをめぐって波紋が広がっている。

ダメージを負ったマゴメドフが戦意を喪失したようにパクに背を向けると、その背中にパクが強烈なキックを浴びせた。苦痛にもんどり打って倒れ込んだマゴメドフは、ヘッドギアを外して痛みを訴えて棄権するに至った。

背を向けた相手に対するまさかの追い打ち。韓国メディア「スポータルコリア」が、パクの〝トドメ蹴り〟をめぐって大論争が起きていることを報じた。

「現地の観衆はヤジを飛ばした」と会場の様子を指摘。ただ同メディアは自国選手ということもあり「審判の宣言があるまでは攻撃を続けなければならないのが当然だ。特に最後まであきらめないのがオリンピック精神であることを考えると、むしろ相手の負傷状態を考慮して消極的に取り組むことがテコンドーが追求する〝礼儀〟に反すると見ることができる」とパクの攻撃は正当だったと強調した。

ただ、これに激怒したのがマゴメドフの母国アゼルバイジャンのファンたちだ。「パリ五輪の公式インスタグラムにパク・テジュンの優勝を祝う投稿がアップロードされると、アゼルバイジャンファンが批判コメントを注ぎ始めた」と指摘。同メディアによると「大韓民国の選手は礼儀を守らなかった」「倒れているマゴメドフを攻めた理由がわからない」「失礼な蹴りだ。偽りの勝利」などと批判が殺到しているという。

韓国メディア「アジアタイムズ」も大論争が沸き起こっていることを伝え、パクへの批判的な意見として「彼らはテコンドーの真の意味は礼儀だと学んだが、韓国選手は礼儀を守らなかった」「最後の蹴りは本当に必要ではなかった」などと非難の声が上がっていることを報じた。

こうした動きに韓国ファンがパクの擁護論を展開して事態は大騒動に。パクの最後の蹴りは必要だったのか、議論が熱を帯びそうだ。

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