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【甲子園】西日本短大付 吉田輝星の弟・大輝を分析通り攻略も…精鋭データ班に唯一の〝想定外〟

東スポWEB / 2024年8月10日 6時4分

初戦突破を果たし、校歌を歌う西日本短大付

第106回全国高校野球選手権大会の第3日(9日)第2試合は、西日本短大付(福岡)が吉田大輝投手(2年)を擁する金足農(秋田)を6―4と下し、14年ぶりの初戦突破を果たした。

2018年夏に〝金足旋風〟を巻き起こした吉田輝星(オリックス)の弟として注目された吉田に対し、序盤から得点を重ねて6―0と大量リード。9回に2点差に迫られて球場全体が金足農の応援一色に包まれる中、エース・村上(3年)がそれ以上の反撃を許さなかった。

西日本短大付は5四球と制球難の吉田を足をからめてかく乱。7回までに9安打5得点を浴びせて降板させ、全て4人のデータ班の読み通りの展開に持ち込んだ。秋田商との県大会決勝のビデオを何度も見て、吉田を研究。傾向と対策を選手に徹底して臨んでいた。

「まっすぐがそこそこで、スライダーがキレる」「クイックのフォームが大きいので、小技でかき回す」「カウント球のまっすぐとスライダーは狙い球を個々に決める」「ボール先行からのまっすぐは甘く入る」と〝丸裸〟にし、さらに6年前の2018年、金足農が近江(滋賀)との準々決勝で見せた〝伝説の2ランスクイズ〟まで頭に入れ、「相手は何をしてくるか分からない。西村監督のサインから目を離さないよう」に指示していた。

データ班の1人は「秋田決勝も球数が増えて荒れていたので計算済み。同じような展開になった。想定外だったのは9回に『Gフレア』が流れた時の応援のすごさだけ」とニンマリだ。

154球の力投実らず、敗れた吉田は「甲子園のレベルの高さを思い知らされた。(兄と)同じ舞台に立てたのはうれしいけど、自分はまだふさわしくない…。また戻って来なきゃいけない」。そんなエースの姿に2018年のメンバーだった高橋コーチは「スタミナ、投球、全部ダメ。秋田へ帰ったらすぐ練習!」と早くも来年に向けてハッパをかけていた。

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