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【陸上】400mリレー2大会ぶりメダルならず 復権へ日本陸連は〝武者修行〟に活路

東スポWEB / 2024年8月10日 6時49分

サニブラウン(手前左)ら「リレー侍」が進むべき道は…

〝リレー侍〟の課題は――。パリ五輪陸上男子400メートルリレー(9日=日本時間10日、フランス競技場)決勝が行われ、日本は37秒78で5位。2大会ぶりのメダルには届かなかった。

2走のサニブラウン・ハキーム(東レ)が同走トップのタイム(8秒88)をマークすると、首位で4走の上山紘輝(住友電工)にバトンが渡ったが、アンカーにトップスプリンターをそろえるライバルたちに屈した。

サニブラウンは「バトン技術はうまいほうだが、もっともっと完璧にしていかなきゃいけない」と反省した上で「個人の走力ももっともっとアップして、他の国を寄せつけないぐらい前でフィニッシュするのが自分らの目標」と決意を新たにした。

現在はサニブラウンが米国を拠点とするも、他の選手は日本で活動。世界の猛者たちと対峙する経験が不足している。個々の実力を上げていくためにも、日本陸連の土江寛裕ディレクターは「どんどん外に出て行って、今戦った他国の選手たちと普段からバチバチのレースをすることが成長につながる。国内の代表争いに目線が下がらないようにしないといけない」と危機感をのぞかせた。

来年には東京で世界選手権が開催される。悲願のメダル獲得へ、まずは個人の力を高めたいところだ。

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