【レスリング】桜井つぐみ「早くこれを見せたい」 高知県勢 92年ぶり金メダルで語った〝地元愛〟

関係者たちと記念撮影する桜井つぐみ(中)

パリ五輪レスリング女子５７キロ級で初五輪の桜井つぐみ（２２＝育英大助手）が、金メダルを獲得した。９日の決勝でアナスタシア・ニキタ（モルドバ）に快勝。金メダルを手にした桜井は「すごく重たくて、なんか自分が金メダリストというのは夢のようだと思ったけど、メダルをもらって現実だと思い、すごくうれしい気持ち」と語った。

ここまでの道のりについては「大学に入って負けずにきていたけど、国内予選の最初に負けてしまって、大学入って初めて負けを経験して、そこから自分自身も変わったと思うし、本気で（五輪を）目指した。オリンピックって、すごい努力をしないといけないと思ったし、今まで小さいころから苦しいこともあったけど、乗り越えて頑張ってきてよかった」と振り返った。

出身の高知県勢としては９２年ぶりの金メダル。「自分も絶対に金メダルを取るぞという気持ちだった。自分のレスリングの軸とか中心になる動きは、高知で習ったこと。たくさんの方に応援してもらったので、早くこれを（高知の方に）見せたい」と、その時を待ち望んだ。