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【レスリング】桜井つぐみ「圧巻金」の原動力…〝相撲仕込み〟強靭ボディーをグレコ文田健一郎も絶賛

東スポWEB / 2024年8月10日 9時14分

決勝でアナスタシア・ニキタ(右)を圧倒した桜井つぐみ

レスリング女子57キロ級決勝で桜井つぐみ(22=育英大助手)がモルドバ選手に6―0で快勝して金メダルを獲得した。金メダルを手にした桜井は「すごく重たくて、なんか自分が金メダリストというのは夢のようだと思ったけど、メダルをもらって現実だと思い、すごくうれしい気持ち」と語った。

ここまでの道のりについては「大学まで負けずにきていたけど、大学に入って初めて負けを経験して、そこから自分自身も変わったと思うし、本気で(五輪を)目指した。すごい努力をしないといけないと思ったし、今まで小さいころから苦しいこともあったけど、乗り越えて頑張ってきてよかった」と振り返った。

強靱な体の基礎をつくったのは、中学時代にたしなんだ相撲だ。レスリング部がなかったため、強化の一環で相撲部に入部。四股やすり足で鍛えた下半身は、レスリングで相手に圧力をかける際に大いに役立った。「相撲のおかげで前に出ることが得意。他の女子選手よりも前に出られると思うし、(相手に)投げられないとか腰の強さとか、しみついている部分はある」と自分でも納得。桜井の圧力を受け続けた相手選手は後半にバテてしまうため、後半にめっぽう強い。

身体能力の高さは男子トップ選手もお墨付きだ。グレコローマン60キロ級で金メダルを獲得した文田健一郎(ミキハウス)は、7月の草津合宿で桜井と手合わせする機会があった。「軸がブレない。スピードが速く、腕取りの前のプレッシャーのかけ方がうまい」と絶賛していた。

高知県出身で同県勢としては92年ぶりの金メダルとなった。「自分のレスリングの軸とか中心になる動きは、高知で習ったこと。たくさんの方に応援してもらったので、早くこれを(高知の方に)見せたい」と笑顔。日本にまた一人、強い女王が誕生した。

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