【西武】今井達也がまさかの３押し出し四死球…「慎重になり過ぎた」 ５連敗で５３年ぶり借金４０

西武・今井達也

西武は１０日の日本ハム戦（エスコン）に１―５と逆転負け。今季７度目の５連敗を喫し借金は４０となった。

２回、外崎の５号ソロで奪った虎の子の先制点を先発・今井達也投手（２６）が粘り強く守っていた。

６回までに許した安打は松本の１本だけ。最速１５７キロのストレートに変化球を織り交ぜ、６回は水野、野村、浅間を三者連続三振で日本ハム打線につけ入る隙を与えなかった。

しかし７回、四球と安打で一死一、二塁のピンチを招くと石井一の一ゴロを野村大樹内野手（２３）が二塁へ送球エラー。併殺３アウトのチャンスが一転、一死も取れず一死満塁のピンチへと変わった。

ここでギアを上げ仲間のミスを帳消しにしたかった今井だったが、マルティネスにフルカウントから外角スライダーを見極められ同点の押し出し四球。代打・野村にも押し出し死球を当て逆転。さらに二死満塁から松本に押し出し四球を与え１―３とリードを広げられてしまった。

この回だけで３１球を投じた今井は６回２／３、２安打５四死球３失点（自責点０）で８敗目（４勝）を喫した。

今井は「７回は慎重になりすぎて厳しいところに投げようと意識してしまったことが、悪い結果につながってしまいました」と失点シーンを振り返っていた。

８回には３番手・松本が２本塁打を浴び１―５と点差を広げられた。西武の「借金４０」は１９７１年、前身の西鉄時代（借金４６）以来、５３年ぶりとなった。