【スターダム】闇落ち上谷沙弥が世羅りさ撃破 好調な滑り出しに〝あっかんべー〟

世羅りさ（下）を踏みつける上谷沙弥

女子プロレス「スターダム」の〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥（２７）が、真夏の祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」初制覇に向け好スタートを切った。

これまで老舗ユニット「クイーンズ・クエスト（ＱＱ）」を一人で背負ってきたが、７月２８日の札幌大会で極悪軍団「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ．（ヘイト）」に電撃加入。大きな波紋を呼んでいる。

ブルースターズＢブロック開幕戦（１０日、横浜武道館）では、ハードコア＆デスマッチユニット「プロミネンス」の世羅りさと激突。世羅とは７月に自身が優勝したＷＡＶＥのリーグ戦「ＣＡＴＣＨ ＴＨＥ ＷＡＶＥ」で２度一騎打ちを行い、戦績は１勝１敗だ。

初戦では悪に染まった上谷の真の姿が披露された。真っ黒い羽根があしらわれたガウンをまとい、全身黒づくめの新コスチュームで登場。世羅と向き合うなり、舌を出し挑発した。

試合が始まると上谷はいきなり世羅の口をふさぐ暴れっぷり。その後も場外で大量のパイプ椅子を広げると、首をかっ切るポーズ決めてボディースラムを狙った。だが、普段から凶器を振り回しているデスマッチファイターには通用せず、椅子でぶん殴られる始末だ。

それでもリングに戻ると馬乗り状態でエルボーを連打し反撃。顔面を何度も踏みつけ高笑いした。さらにブーイングする観客に向かって「バーカ！」と絶叫するとあっかんべー。最後はフランケンシュタイナーで丸め込み３カウントを奪った。

試合後にはにらみつけてくる世羅を嘲笑い、ご機嫌な様子でリングを後に。バックステージにも姿を現さず無言で控室に消えていった。闇落ちした不死鳥の新章が幕を開けた。