【新日本・Ｇ１】デビッド・フィンレーがジェフ・コブとの王者対決制し首位タイ浮上「俺こそが最強の男」

首位タイに浮上したデビッド・フィンレー

新日本プロレス真夏の祭典「Ｇ１クライマックス」１０日仙台大会のＢブロック公式戦で、ＩＷＧＰ・ＧＬＯＢＡＬヘビー級王者デビッド・フィンレー（３１）がＮＪＰＷ ＷＯＲＬＤ認定ＴＶ王者ジェフ・コブ（４２）との王者対決を制し５勝目をあげた。

怪力を誇るコブの猛攻に苦しめられた。ラリアートからその場飛びムーンサルトプレスを浴びたフィンレーは、レインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙われる。これを回避しＡＣＩＤ ＤＲＯＰを決めても、再びラリアートからツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に捕らえられた。

それでもフィンレーは切り抜けて決定打を許さない。逆さ押さえ込みの応酬からパワーボムを発射。一気に形勢逆転に成功すると、追撃のパワーボムからオーバーキルを決めて３カウントを奪ってみせた。

単独首位に立っていたコブを撃破し、勝ち点１０の首位タイに浮上。エル・ファンタズモとの最終公式戦（１４日、浜松）で引き分け以上なら優勝決定トーナメント進出が決まる。「懐かしい相手だ。俺がバレットクラブ・ウォー・ドッグスを率いてたどり着いた場所と、ＥＬＰ本人が立っている場所を見て、俺たちの間には何マイルもの差があることに気付くだろう。だからこの〝ＲＥＶＥＬ〟が勝ち点１２を取ることを予告しよう」と自信をのぞかせた。

「ジェフも強い男だったが、俺こそが誰が相手でも最強の男。誰が相手でも投げ飛ばしてやる。だからこそ俺は〝ＴＨＥ ＳＡＶＡＧＥ ＫＩＮＧ〟なんだ」。唯我独尊のＧＬＯＢＡＬ王者が、２０１６年大会のケニー・オメガ以来、史上２人目の外国人覇者へ突き進む。