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金メダルのAMI ブレイキンのロス五輪不採用に複雑胸中「残念」「せめてロスまでは…」

東スポWEB / 2024年8月10日 22時59分

湯浅亜実

パリ五輪唯一の新競技・ブレイキン女子(9日=日本時間10日)で金メダルを獲得した湯浅亜実(25=ダンサー名・AMI)が、同種目の2028年ロサンゼルス五輪での不採用を受けて心境を吐露した。

AMIは10日、パリ市内で一夜明け会見に出席。初代女王に輝いて「まだ夢みたいな気持ち。本当にすごくうれしくて、頑張ってきて良かったと思うし、まだ夢のようでフワフワしている状況が続いている。メディアの皆様の前で話す機会をいただいて、チームジャパンの皆さんから『おめでとう』と言ってもらって、ちょっとずつ(金メダルを)取れたんだなと実感しています」と充実した表情を浮かべた。

ブレイキンは米国発祥で、1970年代にニューヨークでストリートダンスとして生まれた。しかし、米・ロス五輪の大会組織委員会は、昨年10月に追加競技の候補から外した。ブレイクダンスを競技スポーツととらえることに、違和感があったとみられる。

AMIは「米国がブレイキン発祥の国というのもあって、(不採用は)すごく残念な気持ち。たくさんのBガール、Bボーイたちが『せめてロスまではやってほしかった』と言っていた。そこが発祥だし、そこでやることで、今回とは違う盛り上がりを見せると思っていた。(パリ五輪を)見に来てくれた人もすごく残念そうだし『初めて見たけどすごく面白かった』と言ってくれた人もいた」と胸の内を明かした。

それでも、競技自体は続いていくだけに「ブレイキンは五輪が全てではないし、五輪がなくてもブレイキンは引き続き盛り上がっていくと思う。そこに関しての不安はない」と前を向いた。

この日は男子の同種目が行われ、開会式で日本選手団の旗手を務めた半井重幸(22=ダンサー名・SHIGEKIX)が出場する。

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